■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/04/30

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【問題1】(中枢神経) 病巣側に向かう水平性共同偏視を認めるのはいずれか?
1) 小脳出血
4) 橋出血
2) 視床出血
5) 被殻出血
3) 皮質下出血


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[解説] 脳の障害部位と瞳孔異常との関係で、被殻出血では病巣側に向かう水平性共同偏視を、小脳出血では健側に向かう水平性共同偏視を、視床出血では内下方共同偏視を、橋出血ではpinpoint pupils を認める。


[正解] 5 [出典] クリティカル記憶術2P12




【問題2】(心臓・血管) 中心静脈圧の正常値はどれか?
1) 15〜25cmH2O
3) 5〜10cmH2O
5) −5〜0cmH2O
2) 10〜15cmH2O
4) 0〜5cmH2O


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[解説] 中心静脈圧の正常値=5〜10cmH2O、頭蓋内圧=10〜15cmH2O、眼圧=15〜30cmH2O、肺動脈圧=25/10、肺動脈楔入圧=左房圧=10mmHg


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術2P24



【問題3】(心臓・血管) βブロッカについて正しいのはどれか?

ア:ランジオロールの血中半減期は、2 〜 4 分である。

イ:ランジオロールはエスモロールよりも血圧低下作用が強い。

ウ:ランジオロールはエスモロールよりも、循環動態のより注意深い観察が必要である。

エ:ランジオロールは肝臓および血漿中で加水分解される。

オ:ランジオロールは血漿中ではコリンエステラーゼでで分解される。


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[解説] ア○:ランジオロールの血中半減期は、2 〜 4 分である。
イ×:ウ×:エスモロールはランジオロールよりも血圧低下作用が強く、その発現時間も遅いので、循環動態のより注意深い観察が必要である。循環動態の不安定な患者には、エスモロールよりもランジオロールのほうが安全に使用できる。
エ○:ランジオロールは肝臓および血漿中で加水分解される。一方、エスモロールは血球中のエステラーゼで加水分解される。
オ○:ランジオロールは血漿中ではコリンエステラーゼで、肝臓ではカルボキシエステラーゼで分解される。



[正解] 解説を参照 [出典] Anesthesia 21 Century Vol.10 No.2-31 2008




【問題4】(麻酔薬) 次の用語のうちもっとも濃度が低いのはどれか?
1) MAC(=MAC INCISON)
3) MAC EI
5) AD95
2) MAC awake
4) MAC BAR


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[解説] MAC(=ED50=AD50=MAC INCISON):100人中50%の人に体動が見られない最小肺胞濃度。AD95(anestheticED95):95%の患者に皮膚切開で体動が見られない肺胞濃度。MAC EI(endotracheal intubation):50%の人が気管内挿管に際し体動と咳を示さない肺胞濃度。MAC BAR(blocking of adrenergic and cardiac vascular responses):50%の人が皮膚切開に際し交感神経反応が起こらない肺胞濃度。MAC awake:麻酔からの覚醒に際し50%の人が簡単な指示命令に応答できる時の肺胞濃度。MAC BAR>MAC EI>AD95>MAC>MAC awake


[正解] 2 [出典] Q新麻酔科学改訂第5版p68

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