■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/05/11

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【問題1】(外傷・出血・感染) 上顎骨骨折の分類で一般に使用されているのはどれか?
1) Le Fort
4) Wagner
2) Artz
5) Vaughan William
3) Pennal


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[解説] 上顎骨骨折の分類で一般に使用されているのはLe Fort分類である。Vaughan William分類は抗不整脈薬の分類である。Artzの分類は、熱傷の重症度やトリアージに使用される分類である。Pennalの分類は、骨盤骨折を外力の作用方向から分類したものである。Wagnerらの分類は、肺裂創(肺挫傷)の分類である。


[正解] 1 [出典] 救急認定医診療指診P346



【問題2】(産科麻酔) 産科麻酔について正しいのはどれか?

ア:妊婦のプロトロンビン時間(PT)は延長する。

イ:胎盤動脈は胎児からの血液を胎盤に向かって流す。

ウ:分娩第2期の痛みは、脊髄のTh10〜L1の後角に入力される。

エ:妊娠中はほとんどの凝固因子は増加する。

オ:分娩第2期は、頚管の全開大(10cm)で終わる。


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[解説] ア:×:妊婦のプロトロンビン時間(PT)、部分トロンボプラスチン時間(PTT)は短縮する。
イ:○:胎盤の絨毛は2本の胎盤動脈と1本の胎盤静脈で構成されており、胎盤動脈は胎児からの血液を胎盤に向かって流し、胎盤静脈は栄養に富んだ血液を胎児循環に返す。
ウ:×:分娩第2期の痛みは、骨盤底、下部膣、会陰部の進展による痛みで、陰部神経を介して脊髄のS2〜S4に入力される。
エ:○:妊娠中はほとんどの凝固因子は増加する。フィブリノゲンも増加する。
オ:×:分娩第1期は、頚管の全開大(10cm)で終わる。分娩第2期は、胎仔娩出で、分娩第3期は、胎盤娩出で終わる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p412-419




【問題3】(心臓・血管) 心筋虚血に対するニトロール(硝酸イソソルバイト:ISDN)の初期投与速度はどれくらいか?
1) 0.5μg/kg/min
3) 0.02μg/kg/min
5) 10μg/kg/min
2) 2μg/kg/min
4) 5μg/kg/min


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[解説] 亜硝酸薬は強力な血管平滑筋弛緩薬である。動脈系及び静脈系に作用して血管を拡張するが、動脈に比べ静脈に対する拡張作用が強い。静脈系の拡張は前負荷の軽減を、動脈系の拡張は後負荷の軽減をもたらすことにより、心機能の改善と心筋酸素消費量を低下させる。さらに冠動脈を選択的に拡張し、心筋虚血部への血流配分や側副血行を改善する。ニトロール注の適応:(1)急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む、1.5〜8mg/hr) (2)不安的狭心症(2〜5mg/hr) (3)冠動脈造影時の冠攣縮寛解:造影時にそのまま5mgをカテーテルでバルサルバ洞内に1分以内で注入、最大10mgまで


[正解] 1 [出典] 救急認定医診療指診p136、ポケット医薬品集’91p132




【問題4】(呼吸) 膿胸の場合の胸腔ドレナージの圧はどれくらいにするべきか?
1) −15〜−25cmH2O
3) −5〜−10cmH2O
5) −25cmH2O以上
2) −10〜−15cmH2O
4) 陰圧で吸引する必要はない


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[解説] 胸腔ドレナージの場合の吸引圧:自然気胸や粘稠度の低い滲出液では−5〜−10cmH2O、血液では、−10〜−15cmH2O、膿汁では−15〜−25cmH2O(時に−30cmH2O)で吸引する。


[正解] 1 [出典] 研修医ノートp565

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