帝王切開後の 5% リドカインパッチの鎮痛効果:無作為化偽薬対照二重盲式臨床試験

リドカイン.png・本試験は、帝王切開後の急性術後疼痛に対する 5% リドカインパッチの鎮痛効果を評価することを目的とした。本試験は、前向き無作為化二重盲式試験である。

・手術後、手術室で活性パッチとプラセボパッチを貼り、患者は術後回復室と病棟での在院期間中に評価された。患者は 脊椎麻酔で帝王切開を予定している女性 72 名(年齢 18 歳以上、ASA-PS II)を対象とした。患者は介入群とプラセボ群に無作為に割り付けられた。割り付けられた群に応じて、5%リドカインパッチまたはプラセボパッチが、術後にファーネンスチール切開部の上下 1cm のところに貼られた。主要評価項目は、術後 36 時間に 11 段階の数値口頭スケールを用いて評価した疼痛スコアであった。副次評価項目は、術後 24 時間の回復の質、レスキューオピオイド消費量量、副作用の有無とした。

・65 名の女性が研究を完了した。疼痛スコアは、術後 6 時間後(リドカイン群:2.16±1.71、プラセボ群:3.21±2.25;p=0.031)、12 時間後(リドカイン群:1.58±0.81、プラセボ群:2.24±0.74;p=0.01)、24 時間後(リドカイン:0.74±0.89、プラセボ:1.94±1.39;p<0.0001)、36 時間後(リドカイン:0.48±1.03、プラセボ:1.68±0.94;p=0.001)の各時間帯でリドカイン群の方が低かった。経過追跡期間中の副次評価項目には差がなかった。

リドカインパッチは、オピオイド消費量、回復の質、副作用の発生率に影響を及ぼさなかったが、術後 36 時間において、プラセボと比較して疼痛スコアを低下させた。

術後創部痛に対してリドカイン・パッチか、なるほど。主に痛いのは体表の神経末端だから、体表からの局所麻酔薬浸透も十分効果がありそうだな。

【出典】
Analgesic effects of a 5% lidocaine patch after cesarean section: A randomized placebo-controlled double-blind clinical trial
J Clin Anesth. 2021 May 8;73:110328. doi: 10.1016/j.jclinane.2021.110328. Online ahead of print.

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