■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/05/14

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【問題1】(中枢神経) 意識障害に激しい頭痛を伴う場合何を考えるか?
1) 高血圧性脳症
4) 脳塞栓
2) 脳血栓
5) 脳腫瘍
3) 慢性硬膜下血腫


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[解説] 意識障害に激しい頭痛を伴う場合には、くも膜下出血、脳出血、高血圧性脳症、脳脊髄膜炎などを疑う。(頭の中に刺激物=血液、炎症物質→頭痛)


[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術2P6



【問題2】(血液) 血液凝固について正しいのはどれか?

ア:フォン・ヴィレブランド病(VW病又はVWD)は「1次止血」の障害される疾患である。

イ:ケイツーは投与後約30分〜1時間で効果を発現する。

ウ:血小板の二次凝集とは、血小板顆粒の放出を伴う不可逆的な凝集を指す。

エ:プロスタサイクリンは強力な血管収縮作用を有し、血小板凝集を促進する。

オ:PTT、APTT、ACTでは外因系経路と共通系経路を測定している。


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[解説] ア:○:フォン・ヴィレブランド病(VW病又はVWD)は「1次止血」の障害される疾患である。フォン・ヴィレブランド因子は、損傷血管内皮下組織への血小板の粘着において、両者を結合させ、一次止血機構に重要な働きをする。
イ:×:ケイツーは投与後約3時間を経て効果を発現するので、速効性が期待できない。即効性を期待する場合には、FFPの投与が必要である。
ウ:○:血小板の二次凝集とは、血小板顆粒の放出を伴う不可逆的な凝集を指す。これに対し、一次凝集とは、粘着、変形のみで血小板内顆粒の放出を伴わない可逆的な凝集を指す。
エ:×:プロスタサイクリンは強力な血管拡張作用で血小板の活性化を阻害する。トロンボキサンA2は強力な血管収縮作用を有し、血小板凝集を促進する。
オ:×:PTT、APTT、ACTでは内因系経路と共通系経路を測定している。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p41-47




【問題3】(外傷・出血・感染) 頭蓋開放創からの出血のうち、開頭手術の必要ないのはどれか?
1) 頭蓋骨板間静脈からの出血
3) 浅側頭動脈からの出血
5) 脳実質からの出血
2) 硬膜動静脈からの出血
4) 静脈洞からの出血


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[解説] 頭蓋開放創からの出血のうち、脳実質からの出血、静脈洞からの出血、頭蓋骨板間静脈からの出血、硬膜動静脈からの出血はいずれも開頭手術が必要であるが、浅側頭動脈や後頭動脈からの出血では開頭手術の必要はない。


[正解] 3 [出典] 救急医学増刊「外傷」P19





【問題4】(心臓・血管) 内頚静脈を胸鎖乳突筋の後縁で穿刺する場合の針先の向きは?
1) −−−−
4) 同側乳頭
2) 対側乳頭
5) 頸切痕
3) 体幹と平行


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[解説] 内頚静脈の穿刺法は胸鎖乳突筋との関係から3種類に分類することができる。(1)胸鎖乳突筋の前縁から穿刺する場合 (2)胸鎖乳突筋の鎖骨頭と胸骨頭と鎖骨でつくる三角の頂点で穿刺する場合、いずれも同側乳頭を向けて刺入し、 (3)胸鎖乳突筋の後縁から穿刺する場合には頸切痕を向けて刺入する。


[正解] 5 [出典] 救急処置基本手技アトラスP1238

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