■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/05/07

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (c_______) (m_______) : 化学[的]伝達物質

(2) (s________) (s_________) : 二次飽和

(3) (l_____) (d___) : 致死量

(4) (c_____________) : 交連切開術

(5) (b_________) (e__________) : 生物医用工学


[解答]
(1)chemical mediator(2)secondary saturation
(3)lethal dose(4)commissurotomy
(5)biomedical engineering


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(成人、小児、新生児での蘇生法) 一次救命処置について正しい記述はどれか。

ア:気道を確保したら、まず自分の肺活量いっぱいの息を二回吹き込む。

イ:心マッサージを行うと、拡張期血圧は50−60mmHgまで上昇する。

ウ:心マッサージにより、正常の60%程度の心拍出量が得られる。

エ:心マッサージを行うと、収縮期血圧は100mmHg程度まで上昇する。

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[解説] 気道確保をしても、有効な換気がなければ救助者は呼気を2回吹き込む。その量は800−1200mlとする。吹き込む量が多すぎたり、急速に吹き込むと呼気が胃内に入り、呼吸の妨げとなるほか、胃内容逆流、誤嚥の危険も増す。心マッサージを行っても、正常の心拍出量の20−25%程度しか得られない。心マッサージにより収縮期血圧は100mmHgまで上昇しても、拡張期血圧はほとんど0に近い。


[正解] (エ)のみ [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題3】(体液・電解質) カルシウム濃度の恒常性維持に働いている臓器はどれか?
1) 骨 2) 肝臓 3) 脾臓 4) 胃 5) 心臓

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[解説] カルシウム濃度の恒常性維持に働いている臓器は腸、腎臓、骨である。調節は、副甲状腺ホルモン(PTH)、ビタミンD、カルシトニンの3つが主として行なうが、PTHが最も重要な役割を果たす。PTHの作用:骨からのCa++動員と、腎、腸からの再吸収を促進.腎での活性型のビタミンD3を増加させる。ビタミンDの作用:腸管からのCa++吸収を促進.PTHの作用促進.カルシトニンの作用:骨へのCa++吸収を増加させることにより、血清カルシウムを低下させる。血清カルシウム濃度が正常範囲ではカルシトニンのカルシウム低下作用はない。「高カルシウム血症の予防」が生理的作用と考えられる。カルシウム代謝においてはPTHが主な調節因子であり、カルシトニンはあまり大きな働きはしていない。


[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術1P207



【問題4】(新生児外科領域の麻酔) 新生児2日目以降の水分、電解質の必要量で正しい組み合わせはどれか。

ア:水分 50−150ml/kg/日

イ:ナトリウム 5mEq/kg/日

ウ:カリウム 1−3mEq/kg/日

エ:カルシウム 5−10mEq/kg/日

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[解説] 新生児の糸球体濾過率は低く、満期産児で約20ml/min/1.73m^2であり、生後1ヶ月で約50ml/min/1.73m^2となる。新生児の尿希釈力は50mOsm/kgと成人と同様である。一方、尿濃縮力は600−700mOsm/kgと成人の50−60%である。水分、電解質の投与は慎重に行う。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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