低カフ圧の Ambu AuraGain、高カフ圧の Ambu AuraGain、および i-gel の術後上気道合併症の発生率に関する比較

AmbuAuraGain.png・術後の上気道合併症は、声門上気道器具(SAD)の使用で頻繁に遭遇する。カフ圧は、SAD による上気道合併症の危険因子の一つである。SAD の中でも、i-gel は発生率が低いことがわかっている。カフ圧の差が術後上気道合併症の発生率に及ぼす影響は、Ambu AuraGain では知られておらず、この点で Ambu AuraGain と i-gel を比較したこともない。そこで、著者らは本研究を行った。

待機的腹腔鏡手術を受けた 200 名の患者を、使用した SAD とカフ圧に基づいて、i-gel(IG)(n=66)、Ambu AuraGain の25cmH2O のカフ圧(AL)(n=67)、Ambu AuraGain の 60cmH2O のカフ圧(AH)(n=67)の 3 群に無作為に割り付けた。口腔咽頭リーク圧(OLP)は、挿入後、炭酸ガス気腹開始後に測定した。術中の詳細を知らないオブザーバーが、術後 2 日間、咽頭痛、嚥下困難、発声障害、その他の上気道合併症を評価した。

・3 群の炭酸ガス気腹前後の OLP は(IG:24.22±7.87 と 28.31±8.52、AL:24.40±5.84 と 26.94±5.93、AH:25.02±5.02 と 28.91±5.6)cmH2O であった(P=0.747、P=0.231)。3 群における術後の咽頭痛の全体的な発生率は IG:5.7%、AL:14.9%、AH:17.9% で、P=0.135 であった。嚥下障害は Ambu AuraGain の高カフ圧群で 4 名(5.97%)にのみ認められた(P=0.017)。

Ambu AuraGain のカフ圧を 60cmH2O ではなく 25 に制限することは、OLP には影響しないが、嚥下障害の発生率を低下させる可能性がある。

SAD のカフ圧は、気管チューブと同様に、リークが発生しない最低圧に設定するべきだな。

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