■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/10/21
| 【問題1】(血液) 次のうち正しいのはどれか。 | ア:血液温度が低下すると、PaCO2は減少する。 イ:血液温度が低下すると、pHは上昇する。 ウ:正常時の動脈血中の水素イオン濃度は、40nmol/lである。 エ:血液の二酸化炭素分圧が増加するよりも、減少した方がpHは大きく変化する。 |
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[解説] 低体温時、実際の体温で分析した場合、動脈血のpHは上昇し、PCO2は低下する。しかし、アルカローシス性変化は37度で測定した場合には起こらない。37度測定したpHおよびPCO2が、生体内の酸塩基平衡状態を最も良く反映していると考えられる。正常時の動脈血中の水素イオン濃度は、40nmol/lである。最初のPaCO2=40mmHgの場合、pHはPaCO2が20mmHg上昇する毎に、0.10unit低下し、PaCO2が10mmHg低下する毎に0.10unit上昇する。
[正解] 全て [出典] 第30回麻酔指導医認定筆記試験:A14
| 【問題2】(静脈麻酔) プロポフォールについて誤っているのはどれか。 | ア:プロポフォールによる麻酔終了時には、使用した輸液ルートを交換すべきである。 イ:我が国ではプロポフォールの小児への投与は認められていない。 ウ:小児では、成人に比し鎮静や麻酔のためにより多くのプロポフォールを必要とする。 エ:プロポフォール笑気麻酔とセボフルレン笑気麻酔では、前者の覚醒時間の方が有意に短い。 オ:プロポフォールは黄色ブドウ球菌に対しては静菌的に作用する。 |
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[解説] プロポフォール製剤は細菌の絶好の培地となるので、プロポフォールによる麻酔終了時には、使用した輸液ルートを交換すべきである。我が国ではプロポフォールの小児への投与は認められていない。小児では、成人に比し鎮静や麻酔のためにより多くのプロポフォールを必要とする。プロポフォール笑気麻酔とセボフルレン笑気麻酔では、後者の覚醒時間の方が有意に短い。プロポフォールは大腸菌やカンジダが繁殖しやすいが、黄色ブドウ球菌には静菌的に、緑膿菌に対しては弱いながらも殺菌的に働く。
[正解] (エ) [出典] LiSA4巻6号p535〜554(1997.06)
| 【問題3】(代謝) 糖尿病について正しいのはどれか? | ア:高血糖は、浸透圧利尿、脱水、高浸透圧を招来する。 イ:グルカゴンはインスリン拮抗性ホルモンである。 ウ:インスリン拮抗性ホルモンは、グリコーゲン分解を促進する。 エ:インスリンは、グリコーゲン分解を促進する。 オ:妊娠性糖尿病は、妊婦の2〜5%に認められる。 |
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[解説] ア:○:高血糖は、浸透圧利尿、脱水、高浸透圧を招来する。
イ:○:アドレナリン、コルチゾール、成長ホルモン、グルカゴンはインスリン拮抗性ホルモンである。
ウ:○:インスリン拮抗性ホルモンは、グリコーゲン分解を促進する。
エ:×:インスリンにはブドウ糖の取り込み、グリコーゲンの貯蔵、蛋白合成、アミノ酸の輸送、脂肪の合成を促進する働きがある。
オ:○:妊娠性糖尿病は、妊婦の2〜5%に認められ、その中の40〜60%が将来 II 型糖尿病へと移行する。
[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p345-350
| ■ Top 100 Secrets ■ “All that wheezes is not asthma.” Also consider mechanical airway obstruction,congestive failure,allergic reaction,pulmonary embolus,pneumothorax,aspiration,and endobronchial intubation. |
[Words & Phrases]
[出典]Anesthesia Secrets 3rd Edition
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