吸入全身麻酔と全静脈麻酔の術後認知機能障害の発生率:系統的レビューとメタ分析
・著者らの第一の目的は、全身麻酔の選択が術後 30 日間の POCD の発生率に影響を与えるかどうかを検証するために文献を検索し、メタ解析を行うことであった。第二の目的として、術後 30 日から 12 ヶ月間の POCD に対する麻酔薬の影響を推定するために、文献の系統的レビューを実施した。
・主要目的のために、1913 件の論文の最初のレビューで、合計 3390 人を対象とした 10 件の研究が得られた。副次目的では、4 件の研究、合計 480 人の患者を選択した。術後 30 日の POCD のオッズ比は、TIVA 群が吸入群に比べ 0.46(95%CI=0.26-0.81、p=0.01)であり、TIVA 群は吸入群に比べ低率であった。TIVA は術後 30 日間の POCD の発生率を低下させることが確認された。
・副次目的については、選択された論文の数が少なく、異質性が高いため、メタ解析は行わなかった。POCD の基準の異質性を考慮すると、この疑問を完全に解決するためには、今後より強固なデザインによる前向き研究を実施する必要がある。
ひこ
TIVA は術後 30 日間の POCD の発生率を低下させると。
【出典】
Incidence of Postoperative Cognitive Dysfunction Following Inhalational vs Total Intravenous General Anesthesia: A Systematic Review and Meta-Analysis
Neuropsychiatr Dis Treat. 2022 Jul 15;18:1455-1467. doi: 10.2147/NDT.S374416. eCollection 2022.
Incidence of Postoperative Cognitive Dysfunction Following Inhalational vs Total Intravenous General Anesthesia: A Systematic Review and Meta-Analysis
Neuropsychiatr Dis Treat. 2022 Jul 15;18:1455-1467. doi: 10.2147/NDT.S374416. eCollection 2022.
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