待機的頭蓋内術後に ICU入室した患者の術後せん妄の発生率と危険因子:前向きコホート研究

脳疾患4.png・術後せん妄(POD)は、大手術後の重要な合併症として確認されている。ただし、これまでの研究では、脳神経手術患者は通常除外されている。現在まで、頭蓋内手術後患者の POD および危険因子に関するデータは乏しい。研究の目的は、頭蓋内手術後患者での POD の発生率と危険因子を調査することであった。

・中国北京にある大学付属病院の脳神経外科 ICU での前向きコホート研究で、2017 年 3 月 1 日から 2018 年 2 月 2 日までに全身麻酔下の待機的頭蓋内手術後に ICU に入室した成人患者を対象として、ICU 錯乱評価法を使用してせん妄を評価した。POD は、術後 1 日目または 3 日目に CAM/ICU 陽性として診断された。患者は、POD がある群とない群に分類された。POD の危険因子を調査するために、単変量と多変量解析のデータが収集された。

・合計 800 人の患者が含まれた。POD は 157 人の患者で診断された(19.6%、95% 信頼区間 16.9〜22.4%)。POD の独立危険因子には、年齢、頭蓋内病変の性質、前頭アプローチの開頭術、手術所要時間、ICU 入室時の低酸素飽和度事象の存在、不適切な覚醒や覚醒せん妄、術後疼痛の存在、不動化イベントの存在が含まれた。POD は、有害転帰および高コストに関連していた。

POD は、待機的頭蓋内手術後の患者でよく見られる。POD の特定された危険因子と、有害転帰と POD との潜在的な関連は、素因となる因子のスクリーニングと修正可能な因子の早期予防を含む包括的戦略がこの患者集団で確立されるべきであることを示唆している。

頭蓋内手術の場合、一般外科手術での POD の割合よりも発生頻度は多いと予想されるが、そうでもないのか。

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