脊椎手術中にイソフルランとデスフルランで麻酔した患者の術後せん妄の比較:前向き無作為化対照試験

せん妄.png・脊椎手術後、さまざまな種類の吸入麻酔薬が術後せん妄(POD)を引き起こし、周術期/術後の合併症率を増加させる可能性がある。ここでは、イソフルランとデスフルランで麻酔した脊椎手術を受けた成人の POD の発生率を比較した。

・脊椎手術を受ける患者を対象とした前向き無作為化二重盲式臨床試験が、60 人の成人(年齢 18〜65 歳)で実施された。イソフルランまたはデスフルランを投与されるように無作為化した。術後 1 日目と 3 日目に、POD の診断と重症度は、3D 錯乱評価法(CAM)と CAM 重症せん妄重症度スコアを利用して、患者の状態を評価した。POD の頻度/重大度に影響を与えた可能性のある他の複数の変数も調査した。

・2 群について、イソフルランとデスフルランを使用した POD の発生率は、術後 1 日目(10% vs 13.3%、P>0.05)と 3 日目(6.6% vs 0%、P> 0.05)で同様であった。両麻酔薬の POD の重症度スコアは、術後 1 日目(1.5 vs 1)と 3 日目(0.5 vs 0.5)でも同様であった。さらに、POD と他の周術期因子との有意な関連はなかった。

・脊椎手術を受ける相当な数の患者が POD をきたしている。しかし、イソフルランか、またはデスフルランのいずれかを使用する場合、POD の発生率と重症度は依然として同様であった。

デスフルランの方が、経時的な体内での残存率が早期に低くくなるので、POD は少ないのかと思いきやそうでもないのか。

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