眼科手術からの覚醒中の気管吸引のためのプロポフォールの最適効果部位濃度

気管吸引.png・眼科手術では、全身麻酔からの覚醒中の咳嗽は、眼圧に有害な影響を与える可能性がある。覚醒中の気管吸引により、この反射が誘発される場合がある。気管吸引時の咳嗽反射の誘発を回避するためのプロポフォールの最適な効果部位濃度(EC)は不明である。本研究の目的は、眼科手術を受ける患者の覚醒時の気管吸引のためのプロポフォールの最適な EC を評価することである。

・21 人の患者が登録された。全ての患者は、ASA-PS I/II で、眼科手術を受ける非喫煙者であった。麻酔は、目標制御注入法を使用して、全静脈麻酔下で導入および維持された。全身麻酔からの覚醒中、気孔吸引は、プロポフォール濃度ステップサイズ 0.2μg/ ml で、Dixon の上下法で必要とされる異なるプロポフォール濃度で実施された。気管吸引中に咳嗽反射が誘発されなかったプロポフォール濃度を成功とみなした。

咳嗽を伴わない気管吸引のプロポフォールの EC50 は 1.4μg/ml、EC95 は 1.6μg/ml であった。

プロポフォール効果部位濃度が 1.6μg/ml より高い場合には、咳嗽反射を誘発することなく気管内吸引を実施できる可能性がある。

:あまり意識したことなかったが、「プロポフォールの効果部位濃度>1μg/ml で覚醒、>1.5μg/ml で咳嗽反射の消失」と覚えればいいな。しかし、咳嗽反射を誘発してこそ有効な気管内吸引になると思うのだが・・・。

【出典】
Optimal effect-site concentration of propofol for tracheal suctioning during emergence from ophthalmic surgery.
Medicine (Baltimore). 2020 Jan;99(1):e18669. doi: 10.1097/MD.0000000000018669.

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