鼻形成術患者における全身麻酔後の覚醒興奮の評価:吸入麻酔と全静脈麻酔

鼻形成術.png・覚醒興奮(EA)は、全身麻酔からの回復早期に発生する臨床症状であり、患者の快適性を低下させる。本研究の目的は、鼻形成術患者の興奮に及ぼす低流量セボフルラン麻酔と全静脈麻酔(TIVA)の効果を比較し、鼻形成術後の低流量セボフルラン麻酔における EA の頻度を調査することであった。

・本前向き無作為化研究には、全身麻酔下の合計 90 人の鼻形成術患者が含まれた。麻酔導入後、TIVA 群ではプロポフォール注入が(n=45)、SEVO 群でセボフルランが新鮮ガス流量 1 l/min、MAC(最小肺胞濃度)1?1.1(n=45)で開始された。早期覚醒時間、リッチモンド興奮鎮静スケール(RASS)、ボエザートスケール、リッカートスケール、悪心/嘔吐の発生率は、手術の終了時に記録された。

早期覚醒時間は、SEVO 群よりも TIVA 群の方が有意に短かった(p<0.001)。術中出血は、SEVO 群よりも TIVA 群の方が有意に少なく(p=0.005)、TIVA 群の方が術野の視野と外科医の満足度は良好であった(p=0.016、p<0.001)。全患者の RASS>+1 の患者の割合は、術後 0 分で 35.6% であった。この率は、TIVA 群で 12.2%(n=11)、SEVO 群で 23.3%(n=21)であった(p=0.028)。

・鼻形成術では、TIVA は、低流量セボフルラン麻酔と比較した場合、早期覚醒時間の短縮、出血の減少、外科医の満足度の向上、EA スコアの低下を引き起こした。

副鼻腔手術もだけど、鼻形成術でも、セボフルラン麻酔よりも TIVA の方が利点が多いようだ。

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