筋弛緩の自然回復は、腹部手術後の術後肺合併症の独立危険因子である:二次分析

肺合併症.png・中リスクから高リスクの患者では、大きな腹部手術は、主に肺の術後合併症の高い発生率を伴っている。筋弛緩薬が寄与因子として提案されているが、これはまだ証明されていない。本研究の目的は、筋弛緩管理(拮抗)と術後肺合併症(PPC)との関係を明らかにすることである。

・「腹部手術における個別化した周術期開放肺アプローチ vs 標準的肺保護換気」研究は、前向き多施設 4 群無作為化比較試験であった。これは、そのデータの二次分析である。スペインの教育病院 21 施設で、この調査は、2015 年 1 月 2 日から 2016 年 5 月 18 日まで実施された。被検者は、年齢 18 歳以上で PPC のリスクが中〜高で、2時間以上の大きな腹部手術予定の患者であった。除外基準には、妊娠または授乳、中等度から重度の臓器疾患が含まれた。筋弛緩の拮抗法により、2 つの患者群が決定された:薬理学的拮抗 vs 自然回復。主要転帰は、術後 30 日間の PPC の複合であった。30 日以内のカテゴリ変数と PPC の関連を調べた。単変量および多変数ロジスティック回帰モデリングおよび傾向スコア分析が実施された。

・含まれた 923 人の患者のうち、手術後 30 日以内に 596 人(64.6%)が PPC を呈した。これらの合併症を発症した患者は、BMI が高く、術前 SpO2 が低く、ASA-PS スコアが高く、高血圧、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患の有病率が高かった。薬理学的筋弛緩の拮抗は、PPC の発生率の低下と関連していた(オッズ比 0.62、95%CI 0.47〜0.82)。

腹部手術を受けた中〜高リスクの患者で、筋弛緩の自然回復は、PPC の独立危険因子であった。この因子は、PPC に関する今後の研究に含めるべきであることを提案する。

大きな腹部手術では、筋弛緩の拮抗を積極的に行うべきであることして示している。当たり前だけど。

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