骨盤・腹部の大手術後の回復経過に対する術前アミノフィリンの効果:無作為化比較二重盲式試験

覚醒.png・本研究では、異なる用量のアミノフィリンによる前投薬が、全身麻酔後の回復経過に及ぼす影響を比較した。

・骨盤・腹部の手術を予定している 45 名の患者を 3 群に分けた。全身麻酔導入 30 分前に C 群:100ml の生食を静注、A1 群:アミノフィリン 2mg/kg を静注、A2 群:アミノフィリン 4mg/kg を静注した。人口統計学的データ、ASAーPS、麻酔および手術時間、心拍数、平均動脈血圧、プロポフォール投与量、フェンタニル投与量、麻酔導入後に BIS(48±2)に到達するまでの時間およびセボフルラン麻酔中止後に 80 に到達するまでの時間、意識回復および抜管、麻酔回復室退室までの時間、アミノフィリンの副作用などを記録した。

BIS が 48±2 に達するまでの時間は、対照群が A2 群よりも有意に短かった(C 群、A2 群でそれぞれ 70.67±22.50 秒、106.67±34.77 秒、p=0.01)。BIS が 80 に達するまでの時間は、対照群が A1 群および A2 群よりも有意に長かった(C 群、A1 群および A2 群で、それぞれ 5.6±1.40 分、3.5±1.93 分、2.53±1.72分、p<0.01)。意識回復までの時間は、対照群の方がが A1 群、A2 群よりも有意に長かった(C 群、A1 群、A2 群で、それぞれ 8.93±0.92 分、5.6±2.47 分、4.53±3.33 分、p<0.01)。抜管時間は、対照群が A1 群、A2 群よりも有意に遅かった(C 群、A1 群、A2 群で、それぞれ 12.4±1.08 分、7.87±3.27 分、6.6±2.47 分、p<0.01)。

アミノフィリンの前投薬は、全身麻酔下での骨盤・腹部手術後の回復経過を心血管合併症なく向上させた。

アミノフィリンには、覚醒促進効果がある。

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