クモ膜下ミダゾラムの脊椎麻酔における効果:前向き無作為症例対照研究
Effects of intrathecal midazolam in spinal anaesthesia: a prospective randomised case control study
Singapore Med J 2011; 52(6) : 432
・局所麻酔薬と添加物によるクモ膜下ブロックは、手術のために広く使用されてきた。クモ膜下腔ミダゾラムは痛覚抑制作用があり、局所麻酔薬の作用を増強する。本研究では、クモ膜下ブピバカインにミダゾラムの有無で、知覚遮断、運動遮断、鎮痛の持続時間に及ぼす効果を比較した。
・待機的下腹部、下肢、婦人科手術予定の合計100人の患者は、本前向き無作為二重盲検研究の対象に選ばれた。クモ膜下腔に投与する薬剤によって患者を2群に無作為に割り当てた。B群は生食0.4mL+0.5%ブピバカイン3mLを投与され、BM群は0.5%ブピバカイン3mL+ミダゾラム0.4mL(2mg)混合物を投与された。作用発現、知覚/運動遮断の持続時間、最初のレスキュー鎮痛剤投与の時間、副作用を記録した。
・患者属性と手術所要時間は2群間で同様であった。知覚遮断(4.8 vs 4.6分)と運動遮断(5.9 vs 6分)の発現も群間で同様であった。 BM群では知覚遮断の持続時間が延長(90.8 vs 115.8分、p=0.001)したが、運動遮断の持続時間は同様であった(151.8 vs 151.3分、p=0.51)。効果的な鎮痛持続時間は、対照群に比してBM群で有意に長かった(121.3 vs 221.1分、p=0.001)。鎮静スコアは、2群で同様であった。
・クモ膜下腔に投与するブピバカインに防腐剤非含有ミダゾラムを追加することにより、運動遮断を増強することなく、術後鎮痛を延長することができた。
Singapore Med J 2011; 52(6) : 432
・局所麻酔薬と添加物によるクモ膜下ブロックは、手術のために広く使用されてきた。クモ膜下腔ミダゾラムは痛覚抑制作用があり、局所麻酔薬の作用を増強する。本研究では、クモ膜下ブピバカインにミダゾラムの有無で、知覚遮断、運動遮断、鎮痛の持続時間に及ぼす効果を比較した。
・待機的下腹部、下肢、婦人科手術予定の合計100人の患者は、本前向き無作為二重盲検研究の対象に選ばれた。クモ膜下腔に投与する薬剤によって患者を2群に無作為に割り当てた。B群は生食0.4mL+0.5%ブピバカイン3mLを投与され、BM群は0.5%ブピバカイン3mL+ミダゾラム0.4mL(2mg)混合物を投与された。作用発現、知覚/運動遮断の持続時間、最初のレスキュー鎮痛剤投与の時間、副作用を記録した。
・患者属性と手術所要時間は2群間で同様であった。知覚遮断(4.8 vs 4.6分)と運動遮断(5.9 vs 6分)の発現も群間で同様であった。 BM群では知覚遮断の持続時間が延長(90.8 vs 115.8分、p=0.001)したが、運動遮断の持続時間は同様であった(151.8 vs 151.3分、p=0.51)。効果的な鎮痛持続時間は、対照群に比してBM群で有意に長かった(121.3 vs 221.1分、p=0.001)。鎮静スコアは、2群で同様であった。
・クモ膜下腔に投与するブピバカインに防腐剤非含有ミダゾラムを追加することにより、運動遮断を増強することなく、術後鎮痛を延長することができた。
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