OPCABでのロピバカイン+フェ ンタニルによる硬膜外麻酔と術後鎮痛:無作為対照試験

Epidural anesthesia and postoperative analgesia with ropivacaine and fentanyl in off-pump coronary artery bypass grafting: : a randomized, controlled study
BMC Anesthesiology Published: 18 September 2011

・本研究の目的は、オフポンプ冠動脈バイパス移植術(OPCAB)において、ロピバカイン/フェンタニルによる胸部硬麻(EA)と、それに引き続く術後硬膜外注入(EI)と患者管理硬膜外鎮痛(PCEA)の有効性を評価した。

・前向き研究で、93人の患者はプロポフォール/フェンタニル麻酔下にOPCAB予定で、安静時VASスコア<30mmを目標とする3種類の術後鎮痛法に無作為化された。対照群(n=31)では、術後に静脈内フェンタニル(10ug/ml)を 3-8mL/h で投与された。胸部硬麻群(n=31)では、OPCAB前にTh2-Th4レベルで硬膜外カテーテルを留置した後、術中は 0.75%ロピバカイン 1mg/kg+フェンタニル1mcg/kg によるEAを行い、術後には ロピバカイン0.2% 3-8mL/h+フェンタニル2mcg/mLの持続EIを行った。PCEA群(n=31)では、EAとEIに加えて、術後にPCEA(ロピバカイン/フェンタニルのボーラス投与1mL、ロックアウト間隔 12分)を追加された。血行動態と血液ガスは、OPCAB後24時間を通して測定した。

・OPCAB中、EAは一時的に血圧を低下させ、全身的な駆出率の変化と肺血管外水分量の蓄積を打ち消し、それぞれ、プロポフォール消費量を15%、フェンタニルを50%、ニトログリセリンを1/7倍に減らしたが、膠質液と昇圧剤の必要量をそれぞれ2倍、3倍増加させた(P<0.05)。OPCAB後、PCEA群は、対照群と比較して、18時間の時点でPaO2/FiO2を増加させ、人工呼吸継続時間を32%減少させた(P<0.05)。

・OPCABでは、ロピバカイン/フェンタニルによるEAは、一時的に血圧を低下させ、心筋パフォーマンスを最適化して、術中輸液と血管作動薬療法に影響する。PCEAを併用した術後EIは、肺機能を向上させて抜管までの時間を短縮する。

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