Flex-Tip (TM) 気管チューブは術後咽喉頭痛の頻度を減らさない:無作為対照試

The Flex-TipTM tracheal tube does not reduce the incidence of postoperative sore throat: a randomized controlled trial
Canadian Journal of Anesthesia published onlien 05 November 2011

・気管挿管後の咽喉頭痛はよく見られ、その発生率は 30-70% である。パーカーFlex-TipTM気管チューブ(ETT)は、ETT挿入中の外傷を減らすように設計されている。本無作為単盲式試験は、Flex-Tip ETT の使用によって術後咽喉頭痛や声質変化の発生率が減るかどうか調査するためにデザインされた。

・待機的な経口気管挿管を必要とする正常気道と思われる患者200人に、Flex-Tip または、Mallinckrodt Hi-LoRカフ付ETTを無作為に割り当てた。術後第2日目に、割当を知らされない調査者が、術後の咽喉頭痛と声質変化の発生率と程度を記録した。主要転帰は、中等度か高度の咽喉頭痛の発生率であった。副次転帰は、声質変化、挿管所要時間、試技数と失敗数、口腔咽頭出血、主観的な挿管の容易さを含んだ。

・患者の人口統計学的データは、2群間で同様であった。中等度から高度の咽喉頭痛は、Flex-Tip ETT患者の12%で、Mallinckrodt Hi-Lo ETT患者の6%で観察された(オッズ比[OR]2.1; 95%信頼区間[CI]0.70~7.1; P=0.14)。 中等度から高度の声質変化の発生率は、それぞれ 6%と3%であった(OR 2.0; 95%CI 0.42~12.9; P=0.50)。挿管所要時間、挿管試技数、口咽頭出血の発生率、挿管の容易さは、群間で有意差はなかった。

・熟練した臨床医が関係した本研究では、Flex-Tip ETTと標準的な Mallinckrodt Hi-Lo ETT との間に、術後の咽喉頭痛または声質変化の発生率に有意差は観察されなかった。

[!]:当院でも一時期使用してみたが、チューブの腰が弱くて、チューブ屈曲による気道閉塞が頻発したのは記憶に新しい。

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