特殊ポリマーでコートしたチューブで挿管による粘膜損傷を防止

Prevention of intubation-induced mucosal damage using a tube coated with 2-methacryloyloxyethyl phosphorylcholine polymer
European Journal of Anaesthesiology: February 2012 - Volume 29 - Issue 2 - p 100-104

・気管挿管は、上皮の傷害を含む様々な合併症と関連付けられている。チューブと粘膜が接触する部位で呼吸運動に従って脆弱な気管上皮の摩耗が発生する。この独自の実験では、気管チューブを [2 メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(MPC)- co - n-ブチルメタクリ レート](PMB)ポリマーでコーティングし場合の粘膜保護効果を調査した。

・4種類のチューブを用意した:チューブA(対照、コーティングなし)、チューブB(2回コート、0.5% PMB)、チューブC(10回コート、0.5% PMB)、チューブD(1回コート、5% PMB)。29 匹のビーグル犬を4群に分けて、チューブA、B、C、D のいずれかで、 4±0.5 時間の経口挿管が行われた。抜管されたチューブのカフをヘマトキシリン染色した。膨張させたカフに接していた気管壁のパラフィン切片をヘマトキリン・エオジンとPASで染色した。

・チューブAとBのカフは、付着した上皮細胞のために強く染色された。チューブCとDでは染色領域は有意に少なかった。組織学的分析では、5% PMBの単回コートが上皮の磨耗と胚細胞の増殖を防ぐことが示された。チューブA群では、過剰な気管粘液が見られたが、D群では見られなかった。

・気管挿管によって引き起こされる上皮損傷は、気管チューブの表面を PMB コーティングすることによって大幅に減少あるいは防止できる。

[!]:特殊なポリマーはメーカーに依頼しないといけないだろうが、身近なところで、オリーブ油なんかはどうなんだろうか。

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