心肺運動負荷試験は、大手術後の 5 年生存を予測する

Cardiopulmonary exercise testing predicts 5 yr survival after major surgery
Br. J. Anaesth. (2012) doi: 10.1093/bja/aes263 First published online: August 21, 2012

・心肺運動負荷試験(CPET)は、手術患者で周術期リスクを評価するのに用いられる。これまでの研究では短期的転帰が焦点となっていたが、本論文では大手術後の 5 年生存に関する CPET の予測能を調査する。

・1996-2009 の期間にわたって、1725 人の患者が CPET に紹介され、その後大手術を受けた。患者の CPET 中に導出された呼吸ごとのデータを、カスタマイズしたソフトを使用して生存に影響しような変数を抽出して処理した。最初の分析では、単変数の予測能を調査した。その後、Bayesian Model Averaging(BMA)を使用して、CPET データと 5 年生存率の関連性を定義する多変量モデルを構築した。

・研究患者の 616 人(36%)が死亡した。単変量は術後 5 年生存とは有意な関係がなかった。BMA では、以下の 5 年生存の主要予測因子が示された;患者の性別、術式、努力肺活量。患者の無酸素性作業閾値から導出された 4 つの変数は弱い予測因子であった。これらは呼気終末酸素濃度、呼吸交換比、体重当たりの酸素消費量、心拍数毎の酸素消費量であった。次に最終モデルを使用して患者群を、低-、中-、高-リスク群に分けると、各群の 5 年生存は、ぞれぞれ、87.8、75.8、53.8% であった。生存は、患者の年齢には関係なかった。

・CPET データに多変量解析とモデル生成法を適用して、単変量分析によるものよりも正確に、大手術後の 5 年生存を予測することができた。

[!]:別に手術後でなくっても、普遍的に CPET は生存率を予測するんだろうね。

<関連文献>

1.胃バイパス手術を受ける患者で、心肺運動負荷試験は術後転帰を予測する

2.機能的能力の障害は、大きな待機的腹腔内手術の全死因死亡率と関係がある

3.大きな非心臓手術前の無酸素閾値予測における6分間歩行テストの妥当性

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