OPCAB 中の心筋保護:セボフルランかデスフルランによる吸入麻酔と TIVA の比較

Myocardial protection during off pump coronary artery bypass surgery: A comparison of inhalational anesthesia with sevoflurane or desflurane and total intravenous anesthesia
Ann Card Anaesth 2013;16:4-8

・本研究の目的は、心筋細胞壊死マーカーとして心臓トロポニン T(cTnT)を測定することによって、オフポンプ冠状動脈バイパス手術(OPCAB)において、揮発性麻酔薬-セボフルランとデスフルラン vs プロポフォールによる完全静脈麻酔(TIVA)の心筋保護効果を評価することであった。

・待機的 OPCAB 手術を受ける予定の 139 人の患者で、研究を実施した。セボフルラン、デスフルラン、またはプロポフォールによる TIVA で麻酔を受けるよう患者は無作為に割り当てられた。cTnT 濃度は、術前、術後の集中治療室への到着時、その後 8、24、48、96 時間時点で測定された。

・全測定間隔での cTnT 濃度の変化は、3 群で同様であった。

・本研究では、連続 cTnT 値の測定から評価されたように、セボフルラン、デスフルラン、またはプロポフォールを使用した TIVA で、OPCAB 後の心筋保護に何ら差は示されなかった。

[!]:人工心肺を使用した CABG では揮発性麻酔薬の心筋保護効果が示されているが、OPCAB で差がないのは、術中に高度の心筋虚血に晒されないからだろうか。

"OPCAB 中の心筋保護:セボフルランかデスフルランによる吸入麻酔と TIVA の比較" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント