帝王切開の母体と新生児の血行動態に及ぼす膠質液と昌質液の効果;無作為対照試験のメタ分析

Colloid or crystalloid solution on maternal and neonatal hemodynamics for cesarean section: A meta-analysis of randomized controlled trials
Journal of Obstetrics and Gynaecology Research first published online: 4 FEB 2013 DOI: 10.1111/jog.12001

・研究目的は、帝王切開において膠質液と晶質液が母体および新生児の血行動態に及ぼす効果を比較することであった。

・MEDLINE(1966~2011に出版された)、EMBADE(1974~2011)、http://www.clinicaltrials.gov、Cochrane Controlled Clinical Trials Register Database、Biosis Preview、Chinese Biomedical Database (1980~2011)を検索した。待機的帝王切開を受ける健康な満期妊婦を対象とした無作為対照試験で、膠質液と昌質液が低血圧、昇圧剤必要度、心拍出量、新生児転帰、その他の副作用に及ぼす効果を比較した研究を分析した。

・853 人の患者からなる 10 試験が、分析に該当した。膠質液を使用した場合、有意に低血圧事象の発生が少なく(オッズ比[OR]3.21(95%CI 2.15-4.53、治療必要数=4)、昇圧剤必要度が少なく(標準平均差[SMD]0.77、95%CI 0.34-1.21)、心拍出量が良好(SMD -1.08、95%CI-2.00~ -0.17)であった。亜群分析では、膠質液の使用は、アジア人患者で低血圧事象と副作用の発生を減らした。

・用量と輸液の種類に重点を置くと、特にアジア人患者では、膠質液による輸液がまず考慮されるべきである。予防的、あるいは治療的昇圧剤投与は相当な割合の患者で必要とされるだろう。

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