マランパチ分類は、気管チューブ方向を逆にして挿管用ラリンジアルマスクでの挿管成功率に影響しない

Mallampati class does not affect the success rate of intubation through an intubating laryngeal mask airway with reverse tracheal tube direction
Minerva Anestesiologica 2013 March;79(3):227-31

・本論文の目的は、Mallampati 分類が、気管チューブ方向を通常とは逆向きにして挿管用ラリンジアルマスク(ILMA)を通しての挿管の成功率に影響を及ぼすかどうか調査することであった。

・全身麻酔下に定時手術を受ける 200 人のASAⅠ~Ⅱの成人、Mallampati 分類 1 または 2 (MP12)の患者 100 人と、Mallampati 分類 3 または 4 (MP34)の患者 100 人を登録した。全患者は、気管チューブ方向を通常とは逆向きにして、ILMA を通して挿管された。3 回以内の試技で気管チューブの適切な留置が行えた場合、気管挿管は成功したと考えた。χ2-分析を使用して、群間で分類変数を比較した。

・気管挿管は、200 人の患者のうち 186 人(93.0%)で成功していた:初回試技で 169(84.5%)例。14(7.0%)例は、直接喉頭鏡を使って挿管しなくてはならなかった。初回試技での成功率と全体的な成功率は、MP12 群と MP34 群(それぞれ 84.0 vs 85.0%、P=0.845 と 93.0 vs 93.0%)で同程度であった。

・気管チューブ方向を通常とは逆向きにして挿管用ラリンジアルマスク(ILMA)を通しての気管挿管は、93.0 % の患者で成功した。 Mallampati 分類は、挿管成功率に影響を及ぼさなかった。

[!]:ILMA で挿管する際には、チューブの湾曲を通常とは逆にした方が成功率が高いという論文がいくつかある。
1.Effects of tracheal tube orientation on the success of intubation through an intubating laryngeal mask airway: study in Mallampati class 3 or 4 patients
Br J Anaesth 2009; 102: 269.72
2.The intubating LMA: a comparison of insertion techniques with conventional tracheal tubes
Canadian Journal of Anaesthesia September 2000, Volume 47, Issue 9, pp 849-853

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