股関節全置換術後の鎮痛: クモ膜下モルヒネと局所浸潤鎮痛の無作為二重盲式比較
Postoperative pain relief after total hip arthroplasty: a randomized, double-blind comparison between intrathecal morphine and local infiltration analgesia
Br. J. Anaesth. (2013) doi: 10.1093/bja/aet248 First published online: July 19, 2013
・股関節全置換術(THA)後の術後痛は、離床を遅らせる可能性がある。これは、非劣性デザインを使って局所浸潤鎮痛(LIA)と比較して、クモ膜下モルヒネ(ITM)後で評価された。
・80 人の患者は、本無作為二重盲式研究に入れられた。ITM 0.1mg(ITM 群)と、関節周囲局所麻酔(ロピバカイン300mg)+ケトロラク 30 mg+エピネフリン 0.5mg(総量 151.5ml)(LIA 群)が、比較された。24 時間後、22ml 生食(ITM 群)か、ロピバカイン(150mg)+ケトロラク(30mg)+エピネフリン(0.1mg)(LIA 群)が、カテーテルから注入された。手術後、レスキュー鎮痛薬の消費量、疼痛強度、退院準備が測定された。
・モルヒネ使用量は同等で、0-24 時間で群間の中央値の差は 0mg(95%信頼区間 -4~4.5)であった。24-48 時間では、ITM 群に比較して(10mg、0-81mg) LIA 群の方が低かった(3mg、0-60mg、中央値、範囲)(P=0.01)。ITM 群では 8 時間の時点で安静時にペインスコアが低く記録された(p=0.01)が、LIA 群では 24-48 時間の時点で、立位と離床時に低かった(p<0.01)。パラセタモールとトラマドール消費量は LIA 群で少なく(それぞれ、P=0.05 と P=0.05)、掻痒感、嘔気嘔吐も同様であった(p<0.05)
・術後早期の疼痛強度は、 ITM 群の方が低かったが、その後、鎮痛剤消費量、離床時の疼痛強度、副作用は、LIA を受けた患者の方が低かった。LIA は、THA を受ける患者で、ITM の良き代替選択肢である。
[!]:LIA 群では 24 時間後に薬物を追加しているんだから、良い結果が得られて当然だろう。ITM に LIA を併用すればよりよい術後疼痛管理が可能だということかな。
Br. J. Anaesth. (2013) doi: 10.1093/bja/aet248 First published online: July 19, 2013
・股関節全置換術(THA)後の術後痛は、離床を遅らせる可能性がある。これは、非劣性デザインを使って局所浸潤鎮痛(LIA)と比較して、クモ膜下モルヒネ(ITM)後で評価された。
・80 人の患者は、本無作為二重盲式研究に入れられた。ITM 0.1mg(ITM 群)と、関節周囲局所麻酔(ロピバカイン300mg)+ケトロラク 30 mg+エピネフリン 0.5mg(総量 151.5ml)(LIA 群)が、比較された。24 時間後、22ml 生食(ITM 群)か、ロピバカイン(150mg)+ケトロラク(30mg)+エピネフリン(0.1mg)(LIA 群)が、カテーテルから注入された。手術後、レスキュー鎮痛薬の消費量、疼痛強度、退院準備が測定された。
・モルヒネ使用量は同等で、0-24 時間で群間の中央値の差は 0mg(95%信頼区間 -4~4.5)であった。24-48 時間では、ITM 群に比較して(10mg、0-81mg) LIA 群の方が低かった(3mg、0-60mg、中央値、範囲)(P=0.01)。ITM 群では 8 時間の時点で安静時にペインスコアが低く記録された(p=0.01)が、LIA 群では 24-48 時間の時点で、立位と離床時に低かった(p<0.01)。パラセタモールとトラマドール消費量は LIA 群で少なく(それぞれ、P=0.05 と P=0.05)、掻痒感、嘔気嘔吐も同様であった(p<0.05)
・術後早期の疼痛強度は、 ITM 群の方が低かったが、その後、鎮痛剤消費量、離床時の疼痛強度、副作用は、LIA を受けた患者の方が低かった。LIA は、THA を受ける患者で、ITM の良き代替選択肢である。
[!]:LIA 群では 24 時間後に薬物を追加しているんだから、良い結果が得られて当然だろう。ITM に LIA を併用すればよりよい術後疼痛管理が可能だということかな。
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