伝統的なプロポフォールによる鎮静と比較したフェンタニルによる鎮痛鎮静の有効性と安全性

Efficacy and Safety of Analgosedation with Fentanyl Compared with Traditional Sedation with Propofol
Pharmacotherapy: The Journal of Human Pharmacology and Drug Therapy first published online: 18 APR 2014 Tedders KM, et al.

・本研究の目的は、人工呼吸を受けている重症患者でのフェンタニルによる鎮痛鎮静 vs 伝統的なプロポフォールによる鎮静の有効性と安全性を比較することである。

・2011 年 9 月から 2013 年 3 月まで、市中教育病院で、フェンタニル(N=50)か、プロポフォール(N=50)の持続注入を受けた人工呼吸下の重症成人患者を評価した、後ろ向き観察研究である。

・プロポフォールとフェンタニルを持続投与された患者群間で人工呼吸の中央時間は同様であった(46.0 時間 vs 46.7 時間、p=0.19)。集中治療室滞在期間の中央値は、群間に差は認められなかった(p=0.42)。プロポフォールを投与された患者の方が、フェンタニルを投与された患者と比較すると、レスキューオピオイドを投与された患者割合が多かった(p=0.04、56% vs 34%)。さらに、プロポフォールを投与された患者は、人工呼吸の過程で、フェンタニル等価物ととして計算された有意に多い量のレスキューオピオイド治療を必要とした(150μg vs 100μg、p=0.03)。集中治療室のせん妄発生率には群間差は認められなかった(フェンタニル 23% vs プロポフォール 27%、p=0.80)。

・フェンタニルによる鎮痛鎮静は、人工呼吸を容易にするために、安全で効果的な戦略であると思われる。この処方は、プロポフォールと比較した場合、人工呼吸期間に影響を与えることはないようであるが、重症患者におけるより適切な疼痛管理が可能となる可能性がある。

[!]:やはり人工呼吸はある程度の苦痛を伴うので、少量のフェンタニル持続投与は、術後でなくても必要かな。優先的に苦痛を取ってあげれば、自然睡眠できるかもしれないな。

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