スガマデクスが術後残存筋弛緩の発生頻度に及ぼす効果: 無作為対照試験
Effects of sugammadex on incidence of postoperative residual neuromuscular blockade: a randomized, controlled study.
Br J Anaesth. 2015 May 2. pii: aev104. [Epub ahead of print]
・本研究は、スガマデクスによるロクロニウム誘発性筋弛緩の拮抗が残存筋弛緩の発生率を低減し、手術室からの退室準備を促進するかどうかを調査することを目的とした。
・腹部手術を受ける成人患者はロクロニウムを投与された後、筋弛緩の拮抗にスガマデクス(2 または 4mg/kg)か、通常ケア(ネオスチグミン/グリコピロレート、通常診療に従った用量)に無作為化に割り当てた。拮抗剤投与のタイミングは、従事者の臨床的判断に基づいた。主要評価項目は、TOF-WatchRSX を使用した四連反応(TOF)比<0.9、と定義した PACU 入室時の残存筋弛緩の存在であった。主な副次評価項目は、拮抗剤投与と手術室退室準備までの時間で、共分散分析で分析した。
・無作為化された 154 人の患者のうち、150 人は PACU 入室時に TOF 値を測定していた。PACU 入室時に TOF-WatchRSX で評価した残存筋弛緩は、スガマデクス群患者では、74 人中 0 人、通常ケア群患者では 76 人中 33 人(43.4% )(オッズ比 0.0、95%CI[0-0.06]、P<0.0001)であった。これら 33 人のの通常ケア群患者のうち、2 人は部分的筋弛緩の臨床的徴候を有していた。拮抗剤投与から手術室退室準備までの時間は、通常ケア群よりもスガマデクス群の方が短かった(それぞれ14.7分 vs 18.6、P=0.02)。
・腹部手術後、スガマデクスによる拮抗は、PACU での残存筋弛緩を排除し、試験薬投与開始から患者が手術室から退室する準備ができるまでの時間を短縮した。
[!]:今更ながらだが、スガマデクスの拮抗効果は、抗コリンエステラーゼ剤による従来の拮抗に比べて、「月とすっぽん」、「雲泥の差」だな。まあ、値段も「天と地の差」があるが・・・。
薬価:ブリディオン(200mg)10231円 vs ワゴスチグミン(0.5mg)94 円
Br J Anaesth. 2015 May 2. pii: aev104. [Epub ahead of print]
・本研究は、スガマデクスによるロクロニウム誘発性筋弛緩の拮抗が残存筋弛緩の発生率を低減し、手術室からの退室準備を促進するかどうかを調査することを目的とした。
・腹部手術を受ける成人患者はロクロニウムを投与された後、筋弛緩の拮抗にスガマデクス(2 または 4mg/kg)か、通常ケア(ネオスチグミン/グリコピロレート、通常診療に従った用量)に無作為化に割り当てた。拮抗剤投与のタイミングは、従事者の臨床的判断に基づいた。主要評価項目は、TOF-WatchRSX を使用した四連反応(TOF)比<0.9、と定義した PACU 入室時の残存筋弛緩の存在であった。主な副次評価項目は、拮抗剤投与と手術室退室準備までの時間で、共分散分析で分析した。
・無作為化された 154 人の患者のうち、150 人は PACU 入室時に TOF 値を測定していた。PACU 入室時に TOF-WatchRSX で評価した残存筋弛緩は、スガマデクス群患者では、74 人中 0 人、通常ケア群患者では 76 人中 33 人(43.4% )(オッズ比 0.0、95%CI[0-0.06]、P<0.0001)であった。これら 33 人のの通常ケア群患者のうち、2 人は部分的筋弛緩の臨床的徴候を有していた。拮抗剤投与から手術室退室準備までの時間は、通常ケア群よりもスガマデクス群の方が短かった(それぞれ14.7分 vs 18.6、P=0.02)。
・腹部手術後、スガマデクスによる拮抗は、PACU での残存筋弛緩を排除し、試験薬投与開始から患者が手術室から退室する準備ができるまでの時間を短縮した。
[!]:今更ながらだが、スガマデクスの拮抗効果は、抗コリンエステラーゼ剤による従来の拮抗に比べて、「月とすっぽん」、「雲泥の差」だな。まあ、値段も「天と地の差」があるが・・・。
薬価:ブリディオン(200mg)10231円 vs ワゴスチグミン(0.5mg)94 円
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