病的癒着胎盤患者の分娩後出血と子宮摘出の予防:トリプル P 法の導入前後の転帰を比較したコホート研究

Prevention of postpartum hemorrhage and hysterectomy in patients with morbidly adherent placenta: a cohort study comparing outcomes before and after introduction of the Triple-P procedure
Ultrasound Obstet Gynecol. 2015 Sep;46(3):350-5. doi: 10.1002/uog.14728.

・研究の目的は、病的癒着胎盤(MAP)を有する女性で、子宮壁と胎盤の非分離、子宮筋層切除、再建を伴うトリプル P 処置を導入する前後で、患者の転帰とさらなる介入の必要性を評価することであった。

・2007 年 12 月と 2014 年 2 月に、MAP のある 30 人の患者が、当センターで治療を受けた。2007 年に、著者らは、内腸骨動脈の予防的両側閉塞バルーンカテーテル留置に引き続き、胎盤非分離と子宮温存を伴う帝王切開の方針を制定した。2010 年には、手技が変更され、トリプル P 処置が導入された。その結果、本研究の 19 人の女性は、トリプル P プロトコル(研究群)を受け、11 人(対照群)では受けなかった。血液代替製品の量、推定出血量、子宮動脈塞栓や子宮摘出の必要を後ろ向き的に記録し、2 群間で比較した。

・対照群の 6 人(54.5%)と研究群の 13 人(68.4%)で、穿通胎盤が確認された。処置中の平均推定出血量は、対照群に比べて研究群の方が少なかった(それぞれ 2.17 L vs 1.70 L)が、その差は統計的に有意ではなかった(P=0.445)。分娩後出血(PPH)と子宮摘出のリスクは統計的に研究群で有意に低かった(PPH、54.5% vs 15.8%、P=0.035;子宮摘出、27.3% vs 0.0%、P=0.045)。その結果、研究群では、在院期間の有意な減少が認められた(P=0.044)。

・トリプル P 処置の導入によって、MAP のある患者で、子宮摘出、PPH の割合、入院期間の有意な減少がもたらされた。

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