帝王切開に際しての全身麻酔の再考

Rethinking general anesthesia for cesarean section.
J Anesth. 2015 Nov 19. [Epub ahead of print]

・このレビューでは、帝王切開に際しての全身麻酔管理を取り巻く現在の合意を明らからにする。

・麻酔導入については、チオペンタールとスキサメトニウムを使用した迅速導入が長い間推奨される標準とされてきた。近年では、プロポフォール、ロクロニウム、レミフェンタニルを使用した麻酔導入が、人気を集めてきている。誤嚥性肺炎を防ぐために、長時間の術前絶食と麻酔導入時の輪状軟骨圧迫の適用が推奨されてきたが、これらの診療行為は見直しが必要な可能性がある。

・困難気道管理のためのガイドラインは、産科麻酔で最初に作成され、声門上気道器具の使用は、現在有効な緊急避難器具として認識されている。胎児娩出後は、子宮弛緩を回避するために揮発性麻酔薬から静脈麻酔薬への切り替えが推奨されている。同時に、術中覚醒は回避せねばならない。

・帝王切開時に全身麻酔だけが使用された場合には、局所麻酔を併用した場合よりも持続性創部痛の割合が高くなり、したがって、静脈患者管理鎮痛(IV-PCA)、横筋腹面(TAP)ブロック、非ステロイド炎症薬、アセトアミノフェンなどのマルチモーダル鎮痛を使用して十分な術後鎮痛を提供することがに必要である。

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