帝王切開後の鎮痛のための脊柱管麻酔:臨床診療における 3 種類の脊柱管麻酔法を比較

Neuraxial anesthesia for pain control after cesarean section: a prospective randomized trial comparing three different neuraxial techniques in clinical practice
Minerva Anestesiologica 2016 May;82(5):514-24

・帝王切開(CS)は、中等度から高度の術後疼痛と関連している。著者らは、患者管理硬膜外鎮痛(PCEA)を使用した局所麻酔薬/オピオイド投与は、CS 後の疼痛管理において、硬膜外(ED)やクモ膜下(IT)へのオピオイドのボーラス投与よりも優れているかどうかを調査した。

・待機的 CS を受けた 199 人の女性は 3 群に分けられた;PCEA:CS 後 24 時間にロピバカイン 0.1%+スフェンタニル 0.5μg/ mL 投与を伴う脊椎硬膜外併用麻酔(CSE)、ED:CS 後 3mg モルヒネの ED ボーラスを伴う CSE、IT:CS 前に モルヒネ 0.1mg を IT にボーラス投与を伴う脊椎麻酔。 主要目的は、9 時間後の時点での疼痛(VAS 0-100)であり、副次評価項目は 1、2、6、24、48 時間後の VAS、副作用、鎮痛剤の追加必要量であった。

・IT での 9 時間後の VAS(安静時/体動時) 10(0-23)/40(20-56)
の方が、ED の VAS 20(0-30)/50(30-60)、PCEA の VAS 20(0-40)/50(30-70)よりも低かった。IT での 6 時間時点での VAS 10(0-29)/40(20-60)は、ED での VAS 20(4-40)/50(30-70) よりも有意に低かった。24/48 時間時点での運動時、IT と PCEA 間で、有意に異なっていた 40(20-58)/30(20-40) vs VAS 50(40-70)/40(20-63)(P=0.04/P=0.001)。掻痒感、9 時間後の時点で PCEA 群で低かったが、これを除いて、副作用は全群で同様であった。24 時間のイププロフェン消費量は、ED に比べて IT と PCEA の方が有意に少なかった。

・帝王切開後の鎮痛に際して、PCEA は IT や ED へのオピオイドのボーラス投与よりも効果が少なかった。IT は、イブプロフェン消費量が少ないことによって指摘されるように、ED や PCEA よりも良好な鎮痛を提供する。

[!]:帝王切開後の世界標準のベストな鎮痛法は、やはり「クモ膜下オピオイド」だ。

"帝王切開後の鎮痛のための脊柱管麻酔:臨床診療における 3 種類の脊柱管麻酔法を比較" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント