クモ膜下硫酸マグネシウムは、健常な患者の帝王切開分娩に際してのクモ膜下高比重ブピバカインの ED50

マグネシウム44.png・局所麻酔薬へのクモ膜下硫酸マグネシウムの添加は、妊婦において脊椎麻酔を増強し、鎮痛を延長させることが報告されている。本研究は、クモ膜下硫酸マグネシウムが、帝王切開分娩に際してのブピバカインとスフェンタニルによる脊椎麻酔下での用量のための高比重下ブピバカインの用量を減少させるかどうかを調査することであった。

・帝王切開分娩を予定された 60 人の健常妊婦を、0.9% 塩化ナトリウム(対照群)か、または 50% 硫酸マグネシウム(50mg)(マグネシウム群)のいずれかを用いて、0.5% 高比重ブピバカインと 5μg スフェンタニルによる脊椎麻酔を受けるよう無作為に割り当てた。効果的な麻酔は、クモ膜下薬物投与 10 分以内に達成された両側 T5 知覚ブロックレベルで、術中に硬膜外麻酔薬は必要とされなかった場合と定義した。脊椎麻酔の性質と副作用の発生率が観察された。両群の ED50 は Dixon and Massey の公式を用いて計算した。

・ブピバカインの ED50 は、マグネシウム群と対照群(4.9mg vs 4.7mg)間で有意差はなかった(P=0.53)。マグネシウム群の方が対照群よりも、脊椎麻酔の持続時間は長く(183分 vs 148分、P<0.001)、術後 24 時間でのフェンタニル消費量は少なかった。

・クモ膜下硫酸マグネシウム(50mg)は、クモ膜下ブピバカインの投与量を減少させなかったが、脊椎麻酔の持続時間を延ばすことができ、明らかな副作用はなかった。

[!]:術後鎮痛持続時間はどれくらい延長するのかな?

【出典】
Intrathecal magnesium sulfate does not reduce the ED50 of intrathecal hyperbaric bupivacaine for cesarean delivery in healthy parturients: a prospective, double blinded, randomized dose-response trial using the sequential allocation method.
BMC Anesthesiol. 2017 Jan 17;17(1):8. doi: 10.1186/s12871-017-0300-z.

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