成人の処置に際しての鎮静のためのケタミン vs ケトフォールの有害事象:二重盲式無作為化比較試験

ケタミン.png・本研究の目的は、ケタミンとケタミン - プロポフォール 1:1 混和剤(「ケトフォル」)の間での回復反応の頻度と重症度を比較することであった。

・著者らは、成人患者がケタミンか、またはケトフォルを用いた緊急処置鎮静を受けた多施設無作為化二重盲式試験を実施した。著者らの主要評価項目は、不快な回復反応の割合であった。他の評価項目は、これらの回復反応のために必要となった介入の頻度、呼吸や循環動態事象、嘔吐、患者と処置者の満足度の割合であった。

・研究を完了した患者は 152 人で、各群は 76 人であった。ケタミンと比較して、ケトフォルルは、回復反応の発生率が 22% 低下し(p<0.01)、これらの反応によって必要となった臨床的および薬理学的介入が少なかった。両群に重篤な有害事象はなかった。血行動態や呼吸器系事象の発生率と満足度スコアは同様であった。ケトフォルの方が嘔吐をきたした患者が有意に少なく、ケタミンと比較して発生率が 3 倍低下した。

・著者らは、ケタミンと比較して、ケトフォルの方が、緊急処置鎮静を受ける成人患者の回復反応と嘔吐の頻度が有意に低下することを見出した。

[!]:かなり普遍的に、単剤よりも多剤併用の方が同じ効果で、副作用が少ない。
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【出典】
Adverse events with ketamine versus ketofol for procedural sedation on adults: a double-blinded, randomized controlled trial.
Acad Emerg Med. 2017 May 11. doi: 10.1111/acem.13226. [Epub ahead of print]

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