高用量静脈内デキサメタゾン併用の全膝関節形成術後の大腿三角と閉鎖神経ブロック鎮痛は局所浸潤鎮痛より優

デキサメタゾン2.png・高用量の静脈内デキサメタゾンは、術後のオピオイドの必要量を減らし、膝関節形成術(TKA)後のマルチモーダル鎮痛戦略に含まれることが多い。閉塞神経と大腿三角ブロック(OFB)の併用は、局所浸潤鎮痛(LIA)よりも TKA 後のオピオイド消費量と疼痛を低減する。問題は、術前の高用量静脈内デキサメタゾンが LIA と比較して OFB の優れた鎮痛効果を相殺するかどうかである。目的は、全患者が高用量の静脈内デキサメタゾンを投与された TKA 後の OFB 対 LIA の鎮痛効果を評価することであった。

・患者 82 人が、初めての片側 TKA 後に、OFB または LIA のいずれかに無作為に割り付けられた。全患者にデキサメタゾン 16mg を投与した。主要評価項目は、術後 20 時間中、患者管理鎮痛によるモ??ルヒネ消費量であった。副次評価項目は、疼痛、嘔気、めまい、入院期間であった。

・74 人の患者が分析に含まれた。術後 20 時間のモルヒネ総使用量の中央値は、OFB 群で 6mg(四分位範囲[IQR]、2~18mg)、LIA 群で 20mg(IQR、12~28mg)であった。14 mg の差(95%信頼区間、6.4~18.0 mg)は有意であった(P<0.001)。術後 20 時間の時点で、安静時疼痛スコアに差はなく、OFB 群では 2(IQR、1~4)、LIA群では 3(IQR、2~5)であった。

・TKA 後には、全患者が高用量のデキサメタゾン静脈投与を受けた場合でも、OFB を併用すると、LIA よりもモルヒネ使用量が減少する。

[!]:局所浸潤だけに頼るよりも、神経ブロックを行った方が良さそうだ。

【出典】
Analgesia of Combined Femoral Triangle and Obturator Nerve Blockade Is Superior to Local Infiltration Analgesia After Total Knee Arthroplasty With High-Dose Intravenous Dexamethasone
Regional Anesthesia and Pain Medicine: May 2018 - Volume 43 - Issue 4 - p 352?356

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