血清アルブミン値が集中治療室への入室後 24 時間におけるノルアドレナリンと輸液必要量の予測値

<ハイライト>
・ICU 入室時のアルブミンは、ICU 入室 24 時間に必要なノルアドレナリン量と関連している
・ICU 入室時のアルブミンは、ICU 入室 24 時間に投与された総輸液量と関連している
・ICU 入室時にアルブミンが 1g 増加するごとと、24 時間後に動脈の乳酸値が(増加する代わりに)減少する変化量を増加させた。
・ICU 入室時のアルブミン値と 24 時間後の死亡率との間に関連性は認められなかった

<要旨>
ノルアドレナリン5.png・研究の目的は、ICU入室時の血清アルブミン(SA)が、ICU 入室 24 時間のノルアドレナリン累積投与量、投与輸液量、乳酸値、死亡率についての予測値を調査することであった。

・合計 100 人の ICU 患者が含まれた。ロジスティック回帰を用いて、SA とノルアドレナリンの累積投与量との間の関連性を分析した。投与された総輸液量については線形回帰を、乳酸値と 24 時間の死亡率についてはロジスティック回帰を使用した。年齢、性別、患者カテゴリー、手術術式、重症敗血症、乳酸値、推定糸球体濾過率、C 反応性タンパク質値、目標平均動脈圧を効果修飾因子とみなした。

・SA は、ノルアドレナリン用量(OR 0.92、95%CI 0.84-0.99、p=0.028)、低い乳酸値(OR 1.14、95%CI 1.00-1.30、p=0.049)、輸液投与量(B -0.02、95%CI-0.03/-0.00、p 0.016)と有意に関連していたが、死亡率と関係しなかった(OR 0.95、95%CI 0.85-1.07、p=0.41)。

・SA は、ICU 入室 24 時間におけるノルアドレナリン用量、投与輸液量、乳酸値の変化を有意に予測する。著者らの観察は、別の大きなコホートで検証されなければならない。

[!]:高度の炎症→血管透過性の亢進→アルブミン値が低いと容易に血管内液量が低下する→ノルアドレナリンが必要となる、ということかな。

【出典】
Predictive value of serum albumin levels on noradrenaline and fluid requirements in the first 24?h after admission to the Intensive Care Unit ? A prospective observational study
Journal of Critical Care

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