6 時間絶食後の満期妊婦の胃内容物の超音波検査による評価

・現在の絶食ガイドラインは、待機的帝王切開術を受ける妊娠女性が軽食を摂った後の誤嚥リスクを最小限に抑えるのに 6 時間が適切であることを示唆している。超音波分析を使用して、非分娩中妊婦の胃内容物を評価した。

・前向き研究で、妊娠 36 週以上の女性は、胃内容排出に影響を与える可能性がある条件なしで、標準的な軽食後、6 時間絶食後に胃前庭部の超音波検査を受けた。主要評価項目は、胃前庭部の固形食物含有量であった。その他の評価項目には、仰臥位と右側臥位での液体、胃前庭断面積および推定残留胃液量が含まれた。前庭部グレードを以下のように分類した:グレード 0=仰臥位と右側臥位の両方で液体が存在しない:グレード 1=右側臥位のみに液体が存在する:グレード 2 =両体位で液体がある。

・46/51(90%)の女性で完全なデータが利用可能であった。目に見える固形食物があった女性はいなかった。前庭部グレード 0、1、2 は、それぞれ 6 人(13%)、36 人(78%)、4 人(9%)の女性に見られた。48 人の女性のうち 18 人(37.5%)が 15mL/kg を超える残留量であったた。前庭部グレード 1 の人のうち、13/36 人(36%)は 1.5mL/kg を超える残留量であった。グレード 2 では、これは 4/4(100%)であった。

・今回の 6 時間絶食した妊娠女性コホートでは、前庭部に固形食物は見られなかったが、多くは誤嚥リスクに関連した胃容積の定性的および定量的超音波検査所見が認められた。これは妊娠特有の絶食ガイドラインが必要とされる可能性があることを示唆している。

[!]:やはり、妊娠中は若干、食物の胃排出が遅れるのかな。

【出典】
Ultrasonographic evaluation of gastric contents in term pregnant women fasted for six hours.
Int J Obstet Anesth. 2018 May;34:15-20. doi: 10.1016/j.ijoa.2018.01.004. Epub 2018 Jan 31.

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