テーマ:心臓手術

メチルプレドニゾロンは心臓手術後の急性術後疼痛を軽減しない:無作為化臨床試験のサブ分析

・心臓手術の術後疼痛は、主にオピオイドで治療されるが、安全性が低いため、非オピオイド薬はマルチモーダル経路の一部として魅力的である。抗炎症薬は術後の急性疼痛を軽減するが、胸骨切開後の急性疼痛の軽減におけるステロイドの役割は不明である。メチルプレドニゾロンの術中投与と心臓手術後 24 時間の疼痛スコアとオピオイド消費量の複合として定義され…
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心臓手術後せん妄の予防と治療に焦点を当てた試験:無作為化エビデンスの系統的レビュー

・心臓手術後せん妄は、入院期間の延長、集中治療室の長期在室、死亡率の増加などの有害転帰に関連している。効果的な予防的介入と治療はまだほとんど知られていない。この系統的レビューは、心臓手術を受ける成人患者のせん妄の予防または治療で研究された介入に関する無作為化試験から既存のエビデンスを集めて要約することを目的としている。 ・キーワー…
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オンポンプ心臓手術後の術後肺合併症に及ぼす肺開存 vs 従来型周術期換気戦略の効果:PROVECS 無作為化臨床試験

・研究の目的は、周術期の肺開存換気戦略が、待機的オンポンプ心臓手術後の術後肺合併症を予防するかどうかを評価することであった。 ・無作為化多施設共同対照試験で、オンポンプ心臓手術予定の患者を、人工心肺(CPB)時に換気せず、低い周術期呼気終末陽圧(PEEP)レベル(2 cm H2O)を使用する従来型換気戦略か、または CPB 中に換…
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低ヘマトクリット値:心臓血管手術後の長時間人工呼吸を必要とする患者の長期転帰の危険因子:後ろ向き研究

・待機的手術を受ける低リスク患者は低ヘマトクリット値に耐えられる可能性があるが、高リスク患者では、高ヘマトクリット値の利点が輸血のリスクを上回る可能性がある。そこで、本研究の目的は、心臓血管術後に長期人工呼吸(PMV)を必要とする患者の死亡率に及ぼす周術期ヘマトクリット値の影響を評価することであった。 ・この単施設後向きコホート研…
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冠状動脈バイパス移植の合併症率に及ぼす糖尿病の影響

・これまでの研究は、糖尿病(DM)が冠動脈バイパス術(CABG)術後合併症の危険因子であることを示している。DM 患者の血行再建の決定を指南するには、より現代的な研究が必要である。CABG を受けた患者の単施設研究を実施した。 ・非 DM 患者を DM 患者と比較し、入院前に DM をインスリン治療していたかどうかに応じてサブ群化…
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心臓弁手術前の歯科治療の効果:系統的レビューとメタ分析

・この系統的レビューの目的は、心臓弁手術(CVS)または左心室補助装置(LVAD)移植前の歯科治療が罹患率と死亡率に及ぼす潜在的な影響を調査することであった。 ・著者らは、MEDLINE、Embase、Cochrane Central Register of Controlled Trials からの関連研究を含めており、1998…
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人工心肺心臓手術を受けた患者に及ぼすプロポフォールとセボフルランの効果の比較

・研究の目的は、人工心肺(CPB)による心臓手術を受ける患者の転帰に及ぼすプロポフォールとセボフルランの効果を比較することであった。 ・2015 年 1 月から 2017 年 6 月までに当院で CPB による心臓手術を受ける合計 110 人の患者を無作為に 2 群(n=55)に分けた:A 群では麻酔をセボフルランで維持、B 群で…
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心臓手術後の非糖尿病患者における術後高血糖の危険因子と影響:前向き研究

・心臓手術は、有意な炎症性代謝亢進ストレス応答を誘発し、術前糖尿病患者と非糖尿病患者の双方において術後高血糖症を引き起こす。そのような術後高血糖は、手術と術後回復における有害転帰と関連している。糖尿病は術後高血糖症の危険因子として知られているが、東南アジア地域集団の非糖尿病患者における術後高血糖症の予測因子は不明のままである。 ・…
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東南アジアの多民族コホートで心臓手術後の不良転帰に及ぼす民族性と糖尿病の新しい役割の解明

・糖尿病は民族性と心臓手術の不良転帰と関連しているが、東南アジアの多民族コホートで、心臓手術の転帰に及ぼす糖尿病と民族性の両方の影響を研究したは調査行われていない。そこで、本研究は東南アジアの多民族集団で、糖尿病患者の心臓手術後の転帰に及ぼす民族性の関連性を明らかにすることを目的とした。 ・2008 年から 2011 年にかけてシ…
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東南アジアの多民族患者集団における心臓手術の転帰に及ぼす糖尿病の影響

・糖尿病はアジアで急速に増加しており、心臓手術の不良転帰と関連することが示されているが、東南アジアのコホートにおける心臓手術の転帰に及ぼす糖尿病の影響を研究した調査は行われていない。そこで、本研究は東南アジアの多民族からなるコホートで、心臓手術後の糖尿病の予測因子と影響を明らかにすることを目的としている。 ・シンガポールで 200…
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心臓手術において全静脈麻酔は既存の僧帽弁逆流の程度をイソフルラン麻酔よりも良好に維持した:無作為化対照試験

・僧帽弁逆流症(MR)の正確な評価は、僧帽弁修復手術中に重要である。しかしながら、麻酔は、心臓の前負荷・後負荷、あるいは心収縮性を変化させることによって僧帽弁逆流の程度に影響を及ぼし得る。そこで、既存の僧帽弁逆流症患者における全静脈麻酔(TIVA)と吸入麻酔による僧帽弁逆流症の変化を比較した。 ・これは 2018 年に三次医療セン…
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心臓手術におけるトラネキサム酸の異なる用量処方と投与法:無作為化試験のメタ分析

・心臓手術における周術期出血量と同種輸血を減らすトラネキサム酸(TXA)の有効性はこれまでの研究で証明されているが、その副作用、特に痙攣発作は常に懸念の問題となっている。このメタ分析は、最小限の有害転帰で効果的な最適投与量および投与方法に関する情報を提供することを目的としている。 ・2018 年 12 月 31 より前に公開された…
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拍動性人工心肺と心臓手術後の急性腎障害の関連: 前後研究

・研究の目的は、拍動性灌流と心臓手術に伴う急性腎障害との関連性を検討することであった。 ・三次病院単施設での非対照後ろ向き前後研究で、人工心肺(CPB)による心臓手術を受けた合計 2,489 人の患者を対象とし、拍動性 vs 非拍動性灌流を比較した。非拍動性灌流のデータは、2016 年 4 月 1 日から 2017 年 3 月 …
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人工心肺回路充填液へのマンニトールの使用 -前向き無作為化二重盲式臨床試験

・成人心臓手術で人工心肺(CPB)回路の最適な充填液はまだ明らかではない。心臓手術におけるマンニトールの役割について明確なコンセンサスがないという事実にもかかわらず、マンニトールは、CPB の回路充填液として広く使用されている。本研究の目的は、CPB 回路充填液におけるマンニトールの効果を調査することであった。 ・本前向き無作為化…
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血中乳酸濃度の術中の変化は、人工心肺による心臓手術後の短期的転帰不良と関連している

・周術期の血中乳酸濃度高値は、心臓手術後の予後不良に関連すると報告されている。単独の乳酸ピーク値よりも、術中の血中乳酸値の変化(ΔLact)を考慮に入れるほうが興味深いはずである。本大規模後ろ向き研究では、ΔLact と集中治療室での総合併症率と 30 日全死因死亡率との関係を評価した。 ・2010 年 9 月から 2016 年 …
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イタリアの心臓手術における人工呼吸器の日常診療

・人工呼吸管理は術後肺合併症(PPC)予防と手術転帰の改善における重要な問題である。これは、人工心肺(CPB)の使用が肺障害のリスクを高める心臓手術に特に当てはまる。ここ数年、保護換気が優れた結果をもたらすことを示す研究が増えている。しかしながら、これに関する文献は心臓手術に欠けており、この意味で明白な指針はない。この調査の目的は、イタ…
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長期人工呼吸のリスクが高い心臓手術患者を識別するスコアの開発と検証

・研究の目的は、介入試験の適切な対象となる可能性がある長期人工呼吸(MV)のリスクが高い心臓手術患者を早期に特定するためのスコアを開発し検証することである。 ・心臓手術患者を対象とした三次集中治療室での後ろ向き分析である。本研究は 1,994 人の患者を対象とした。年齢の中央値は 67 歳で、1,457 人の患者(74%)が男性で…
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《レビュー》 トラネキサム酸と人工心肺心臓手術

これまで当ブログで紹介した記事から、人工心肺心臓手術とトラネキサム酸に関連した文献をまとめて紹介する。 弁とCABGの複合手術を受ける高齢者でトラネキサム酸は輸血量を減少させる:無作為対照研究 70 才以上の大動脈弁置換術と CABG の複合手術を受ける患者 64 人を対象として、術中無作為にトラネキサム酸(10mg/kg)の術…
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オンポンプ拍動下冠動脈バイパス術中の心拍数減少のための超短時間作用型β遮断薬ランジオロールの有効性

・超短時間作用型β遮断薬であるランジオロールを使用して心拍数(HR)を低下させることは、オンポンプやオフポンプの拍動下冠動脈バイパス術(CABG)時に、慎重な遠位側吻合を完了するのに役立つ。最も効果的な用量が確立されていないため、著者らはランジオロールの HR を減少させるための有効性を調査する。 ・浜松大学病院単施設での観察非盲…
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心臓手術に際しての揮発性麻酔薬 vs 全静脈麻酔

・揮発性(吸入)麻酔薬は冠状動脈バイパス移植術(CABG)を受ける患者の臨床転帰を改善する可能性のある心保護効果がある。 ・13 カ国 36 施設で、実際的な多施設共同盲式対照試験を実施した。待機的 CABG を受ける予定の患者は、揮発性麻酔薬(デスフルラン、イソフルラン、セボフルラン)を含む術中麻酔レジメンか、または全静脈麻酔に…
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リドカイン静脈内投与は心臓手術後の神経学的転帰を改善しない:無作為化比較試験

・心臓手術後の認知機能低下が頻繁に発生し、患者のかなりの割合で持続する。前臨床試験とヒトでの試験により、静脈内リドカインが神経学的損傷の場合に保護効果を有する可能性があることが示唆されている。リドカイン投与は、プラセボと比較して心臓手術後の認知機能低下を軽減すると仮定した。 ・施設内査察委員会の承認後、心臓手術を受ける 478 人…
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成人心臓手術における高用量 vs 低用量オピオイド麻酔:メタ分析

・著者らは、心臓手術での高用量オピオイド麻酔と低用量オピオイド麻酔の系統的比較を行った。無作為化比較試験(RCT)の系統的レビューとメタ分析。 ・対象は、全身麻酔を使用して心臓手術を受けた 1400 人の成人患者であった。2018 年 5 月までに公開された全身麻酔を用いた成人心臓手術中の様々な用量の静脈内オピオイド(モルヒネ、フ…
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心臓手術後高齢患者でプロポフォール/デキスメデトミジン併用アセトアミノフェン静注 vs プラセボ

<キーポイント> 疑問:プロポフォール/デキスメデトミジン静脈内投与に併用した定時静脈内アセトアミノフェン(パラセタモール)の術後使用は、心臓手術を受けた高齢患者の術後せん妄のリスクを軽減するか? 知見:心臓外科手術を受けた 120 人の患者を対象とした本無作為化臨床試験では、術後 48 時間にアセトアミノフェンを静脈内投与し、…
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心臓手術後の神経学的合併症:危険因子と転帰に関する後向き症例対照研究

・研究の目的は、心臓手術を受ける患者における術後の神経学的合併症の発生率、危険因子、および転機を評価することであった。 ・合計 2121 人の患者が 2008 年 8 月から 2013 年 12 月までに心臓手術を受けた。91 人/2121 人(4.3%)が頭部 CT(70/91、77%)か、MRI(21/91、23%)を受けた。…
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心臓手術患者における腎臓保護のための静脈内アミノ酸療法:パイロット無作為化対照試験

・研究目的は、標準的なアミノ酸の持続的静脈内注入が、人工心肺を使用した心臓手術後に腎機能を維持できるかどうかを調査することであった。 ・人工心肺を使用して 1 時間以上かかる心臓手術を受ける予定の成人患者は、標準治療(n=36)か、または麻酔導入直後に開始されたアミノ酸注入(n=33)に無作為に割り付けられた。この試験の主要評価項…
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ファーストトラック心臓手術患者におけるスフェンタニルとレミフェンタニルの比較

・著者らは、心臓外科手術を受ける患者で、レミフェンタニルを投与されている患者と、スフェンタニルを投与されている患者とを後ろ向きに比較した。 ・1:1 傾向スコアマッチングの後、各群に 609 人の患者がいた。スフェンタニル群の方が、レミフェンタニル群と比較して平均(SD)人工呼吸時間[122(59) vs 80(44)分、p<0.…
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心臓手術時の術中非脱分極神経筋遮断薬の使用と術後肺合併症の関連性:前向き無作為化試験

・非脱分極性神経筋遮断薬(NMBA)は、非心臓手術における周術期合併症と関連している。しかし、心臓手術への影響についてはほとんどわかっていない。本研究では、心臓手術後肺合併症(PPC)の発生率と手術条件に及ぼす神経筋遮断(NMB)の効果を評価した。 ・人工心肺を必要とする心臓手術を受ける成人患者を対象とした大学病院単施設での盲式転…
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心臓手術後の重症患者における嚥下障害を予測するためのリスクスコア

・本研究は、嚥下障害のリスクに基づいて心臓手術後の重症患者を層別化するためのスコアリングモデルの開発および検証を目的としていた。 ・単施設の心臓治療室(CCU)で 395 人の連続した心臓手術後患者から、2016 年 1 月から 2017 年 6 月までのデータを前向きに収集し分析した。103 人(26.1%)が嚥下障害を発症した…
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心臓手術後の回復促進を可能にするマルチモーダル鎮痛プロトコルの評価:患者転帰の後ろ向き分析

・研究目的は、人工心肺を必要とする患者で心臓手術後回復促進(ERACS)を可能にするためのマルチモーダル鎮痛プロトコル利用の影響を調査することであった。 ・提案されている ERACS バンドルで治療した患者を対応する対照群と比較して後ろ向き的に分析する単施設研究である。オンポンプ CABG に限定した待機的心臓手術を受ける合計 5…
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心血管手術後の脳血管自動調節とせん妄との関連についての前向き観察研究

・本前向き観察コホート研究の目的は、術後脳血管自己調節障害と心臓手術後のせん妄発症との間の関連性を評価することであった。これまでの研究では、人工心肺時の術中脳血管自己調節障害はせん妄と関連していることが示されている。しかしながら、術後の脳血管自己調節の変化とせん妄との関連は調査されていない。 ・ベースラインに認知機能障害や失語症の…
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