テーマ:トラネキサム酸

《レビュー》 トラネキサム酸と脊椎手術

当ブログでこれまでに紹介した、脊椎手術とトラネキサム酸に関連した文献をまとめて紹介する。 1.脊椎手術でトラネキサム酸は有効で安全か? 無作為対照試験のメタ分析 6 件(411 人)のプラセボを対照とした無作為比較試験のメタ分析で、トラネキサム酸の使用は、総出血量[MD=-285.35、P=0.01]、輸血必要患者数[RR=0.…
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Q:トラネキサム酸はどういった手術で使用するべきか?

A:日本麻酔科学会が提供している「麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン 第3版 第 4 訂 2015.3.13」の「XII その他 5.血液凝固に関する薬物」では、トラネキサム酸の「適応」の項に、以下のように記載されている。 (3) 各種手術における周術期出血量の減少を期待して予防的に使用 ① 予定帝王切開術における出血量減少 …
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腹部腫瘍手術における出血量を減らすためのトラネキサム酸の単回静脈内ボーラス投与と周術期持続注入の比較

・トラネキサム酸の単回ボーラス投与の術中使用は、術後早期の出血を防ぐのに十分ではないかもしれない。本研究は腹部腫瘍手術で周術期出血量と同種輸血量の減少におけるトラネキサム酸の 2 種類の投与方法の効果を比較するために行われた。 ・本前向き対照のある二重盲式調査では、腹部腫瘍手術に対して待機的に予定された 60 人の患者が、無作為に…
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複雑脊椎手術におけるトラネキサム酸の最小量投与は出血量減少に有効である:無作為化二重盲式偽薬対照研究

・本研究は、脊椎椎弓切除術と脊椎後側方固定術後の出血量の低減におけるトラネキサム酸(TXA)の有効性を評価することを目的とした:無作為化二重盲式プラセボ対照研究である。 ・出血量は、手術に関連して、特に脊椎手術においては最も重大な合併症である。多椎間椎弓切除術と器具固定を伴う椎弓切除術(椎弓根スクリューおよびロッド)は複雑な脊椎手…
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外傷患者でのトラネキサム酸の病院前投与の有効性:無作為化比較試験のメタ分析

・抗線維素溶解剤であるトラネキサム酸(TXA)は、高度な出血を伴う入院患者にとって潜在的な臨床的有益性を有するが、入院前の状況における有効性は不明である。著者らは、系統的レビューとメタ分析を実施して、TXA の病院前投与がプラセボと比較して患者の予後を改善するかどうかを評価した。 ・PubMed、MEDLINE、Cochrane …
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OPCAB 手術の出血量と輸血を減らすトラネキサム酸の効果:系統的レビューとメタ分析

<ハイライト> ・トラネキサム酸は、OPCAB 手術における 24 時間の出血量と同種輸血投与のリスクを低減する。 ・トラネキサム酸が術後死亡率や血栓性合併症のリスクを高めるというエビデンスはなかった。 ・現在のエビデンスには、質の高い無作為研究が欠けている。 <要旨> ・研究目標は、オフポンプ冠動脈バイパス(OPCAB)手術…
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心血管手術のためのトラネキサム酸(TXA)不使用方針の死亡率への影響の評価

・著者らは、2013 年 4 月にトラネキサム酸(TXA)の使用を中止した。本研究は、心血管手術を受ける患者で、TXA と臨床転帰の副作用を方針変更の前後で比較することにより、「TXA 非使用」方針の影響を調査することを目的とした。 ・心血管センターでの単施設後ろ向きコホート研究で、2008 年 1 月から 2015 年 7 月ま…
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アジア人集団で両側同時全膝関節形成術の後、トラネキサム酸は血栓塞栓症のリスクを増加させるか?

・研究の目的は、予防的抗血栓薬投与を行わずに、初回両側全膝関節形成術(TKA)を受ける患者で、トラネキサム酸が出血量と輸血率と輸血量を減少させるか、深部静脈血栓症(DVT)の有病率を増加させるどうかを確認し、DVT に関連する因子を調査することであった。 ・トラネキサム酸を投与されなかった対照群には患者 874 人( 1748 個…
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初回股関節形成術における経口 vs 静脈内 vs 局所トラネキサム酸投与の比較:前向き無作為化二重盲

・トラネキサム酸(TXA)は、初回全人工股関節形成術(THA)における出血量、ヘモグロビンの減少、輸血の必要性を軽減する効果が実証されている。初回 THA を受ける患者の TXA 投与の最適経路は不明である。本無作為化比較試験の目的は、TXA の経口投与がこれらの患者の静脈内経路または局所経路よりも優れているかどうかを調査することであっ…
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全股関節形成術におけるトラネキサム酸の 2 つの異なる処方の臨床的および機器による評価

・人工股関節形成術(THA)におけるトラネキサム酸(TXA)の使用は、出血量を有意に減少させることができ、多くの臨床的および経済的利点がある。しかしながら、TXA 投与の最適処方に関して合意は得られていない。本研究の目的は、TXA の 2 種類の異なる静脈内(IV)投与法の止血効果を分析し、比較することである。 ・著者らは、股関節…
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トラネキサム酸は、PFNA による転子間骨折治療における隠れた出血を軽減する: 単施設無作為化比較試

・転子間骨折のために臀部手術を受ける患者では、隠れた出血が大きな懸念事項である。本研究の目的は、トラネキサム酸(TXA)が、転子間骨折に対して臀部手術を受ける患者の術後の隠れた出血を減少させるかどうかを調査することであった。 ・本無作為化対照研究では、転子間骨折のある合計 77 人の患者が登録された。患者は、PFNA(proxim…
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低用量トラネキサム酸は、高用量のよりも、人工心肺併用心臓手術後の非虚血性痙攣発作のリスクを低減する

・トラネキサム酸(TXA)使用に伴う術後非虚血性痙攣発作の発生率および低用量 TXA レジメンによる予防可能性を評価した。 ・人工心肺(CPB)下で心臓外科手術を受けた合計 12195 例の患者を対象とした、三次大学病院での後ろ向き研究である。2006 年 4 月から 2014 年 4 月までに外科系集中治療室で診断されたすべての…
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トラネキサム酸は、急性大腿骨頸部骨折に対する半/全股関節形成術において安全に出血量を減少させた:無作

・著者らは、大腿骨頚部骨折(FNF)に対する関節形成術中に (1) トラネキサム酸(TXA)が輸血の発生率を低下させるか (2) TXA が計算された出血量を減少させるか、(3) TXA 投与による 30 日および 90 日合併症において観察可能な差があるかどうか見極めることを目的とした。 ・大学関連レベル 1 外傷センターでの前…
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単独冠動脈バイパス手術におけるアプロチニン vs トラネキサム酸:多施設観察研究

・アプロチニンは、輸血リスクの高い心臓手術患者の出血および血液製剤の輸血を減らすために、リジン類似体よりも有効であるようである。しかし、単独冠状動脈バイパス移植(CABG)手術では、直接比較した試験による結果は決定的ではない。著者らの目的は、単独オンポンプ CABG を受ける患者で、アプロチニンとトラネキサム酸(TXA)の有効性と安全性…
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小児心臓手術におけるトラネキサム酸の安全性:全国データベース研究

・本研究は、日本の全国入院データベースを用いた小児心臓手術患者集団におけるトラネキサム酸(TXA)使用と副作用(痙攣発作、血栓塞栓症、腎機能障害)との関連性を調査することを目的とした。著者らはまた、TXA 使用と他の臨床転帰(在院期間と院内死亡率)との関連性を評価した。 ・日本の診断治療組合せ(DPC)入院患者データベース上で、2…
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帝王切開と分娩後出血に対するトラネキサム酸のまとめ

 これまで当ブログで紹介した記事から、帝王切開、あるいは分娩後出血に対してトラネキサム酸を投与した研究を年代順にまとめて、要点を付してみた。 1.高用量トラネキサム酸は分娩後出血で出血量を減少させる Critical Care 2011, 15:R117 ・1 時間で初期負荷投与量 4g、引き続き 1g/h で 6 時間投与。…
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