術後死亡を予測する手段として Surgical Apgar Score を全ての外科系分野に拡張

Expansion of the Surgical Apgar Score across All Surgical Subspecialties as a Means to Predict Postoperative Mortality
Anesthesiology: June 2011 - Volume 114 - Issue 6 - pp 1305-1312
・産科医のアプガースコアに類似した外科的スコアリング法が、手術後のリスクを評価するために開発された。これまでのところ、このスコアリング法の評価は、一般外科および血管外科に限られていた。本研究では、Surgical Apgar Score の正当性を第三者的に確認し、外科系の広範囲の部門に拡大しようした。

・全外科系専門分野を含む123,864の手術中のデータを収集し、Surgical Apgar Score(最低平均動脈圧、最低心拍数、推定出血量からなる点数の合計)と関連づけた。患者の死亡記録を対応するスコアと照合し、ロジスティック回帰モデルを作成して、7、30、90日以内の死亡をApgar Scoreに回帰した。

・Surgical Apgar Score 低値は、死亡リスク増大と関係していた。 この関係の強さは、専門分野によって差があった。専門分野によっては高いオッズ比を示す部門もあり、スコアが彼らに役立つものではないことを示唆した。ほとんどの部門では Apgar Scoreと死亡率の関係は手術後の時間が経過するにつれて薄くなり、時間とともに予測能は有効でなくなることを示唆した。患者のASA分類で調整後も、Apgar Score は依然としてほとんどの外科系分野で死亡と関連していた。

・これまでに報告された、一般外科と血管外科患者でリスクを計算する方法論は、多くの外科系分野で適用可能で、外科手術で患者転帰を予想したり伝達したりするばかりでなく、潜在的介入を計画する歳の客観的手段を提供するものである。

[!]:結論の最後の下りの意味は、『アプガースコアが同じ点数でも「A」という介入(治療)を行なったほうが、転帰が改善した』という研究が可能になる、というような意味ではないかと・・・。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック