気道困難スコア(ADS):気道管理困難を予測するための新しいスコア

Airway Difficulty Score (ADS): a new score to predict difficulty in airway management
European Journal of Anaesthesiology: 2000 - Volume 17 - Issue - p 35
・気道管理に関する問題は、依然として麻酔関連の罹患率の主要な原因の1つである。したがって、挿管困難(DI)の術前評価は、欠かせない。DIを予測するために、我々は新しいスコア(気道困難スコア(ADS)を確立した。本研究では、ADSを確認するために行った。

・5ヵ月間に、14才以上の気管挿管予定の定時手術患者を研究対象とした。ADSは、麻酔前訪問時に、5種類の基準(甲状頤間距離、Mallampati分類、開口度、頸部可動性、上顎門歯)のスコアを加えることによって計算された。本研究では、ADS>8がDIの高い可能性と関係していると仮定しした。

・本研究では、2592人の患者を本研究に含めた。ADSとIDS(挿管困難スケール)を比較したところ、ADSがIDS>6を検出するための感度、特異度、陰性的中率、陽性的中率は、それぞれ75%、85.7%、98.7%、18.6%であった。

・ADSは、Mallampati分類や甲状頤間距離を単独で使用した場合よりも正確にDIを予想することができる。陰性的中率は優れていたが、陽性的中率は低かった。 患者の安全性を考えると、DIの偽陽性は、偽陰性よりも危険が少ない。
画像

[!]:2009年に発表されたSPIDS(The Simplified Predictive Intubation Difficulty Score: a new weighted score for difficult airway assessment; European Journal of Anaesthesiology: December 2009 - Volume 26 - Issue 12 - p 1003-1009)のIDS>5を検出するための感度、特異度、陰性的中率、陽性的中率は 65, 76, 97、14% であるので、むしろADSの方が優れているのでは?

本論文を参考にして自作したプログラムは以下↓
気道困難スコア(ADS)計算機

挿管困難スケール(IDS)計算機もどうぞ!!

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