糖尿病患者での脳血管CO2反応性と術後の短期的・長期的認知機能障害の関係

Association between cerebrovascular carbon dioxide reactivity and postoperative short-term and long-term cognitive dysfunction in patients with diabetes mellitus
Journal of Anesthesia published online 17, June 2011
・糖尿病患者の脳血管CO2反応性がCABG術後の術後認知機能障害の危険因子かどうか調査した。

・定時CABGを受ける124人の糖尿病患者を対象に、3群に分けられた:正常CO2反応性群(>5%/mmHg)、中程度CO2反応性群(5~3%/mmHg)、障害性CO2反応性群(<3%/mmHg)。麻酔導入後、手術開始前に、脳血管CO2反応性を全患者で測定した。循環動態パラメータ(動脈血と頸静脈血液ガス)を、人工心肺中に測定した。全患者は、手術前日、7日後、6ヶ月後に、一連の神経精神テストを受けた。

・7日後の時点で、障害性CO2群の認知機能障害の割合は、その他の2群より高かった(正常:30%、中程度:25%、障害性:57%; P<0.01は、他群に比べて)。対照的に、術後6ヶ月の時点では、認知機能障害の割合は3群間に有意差がなかった。年齢、高血圧、CO2反応性、頸静脈酸素飽和度(SjvO2)<50%持続時間、上行大動脈アテローム性動脈硬化症、糖尿病性網膜症、インシュリン治療は糖尿病患者の短期的認知機能障害の独立予測因子であり、HbA1c、糖尿病性網膜症、インシュリン治療は糖尿病患者の長期的認知機能障害の独立予測因子であった。

・脳血管CO2反応性の障害が糖尿病患者で術後短期的認知機能障害と関係していることが本研究から分かった。

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