セプシスでは混合静脈血と中心静脈血酸素飽和度は一致しない、セプシス起源とは無関係

No agreement of mixed venous and central venous saturation in sepsis, independent of sepsis origin
Critical Care 2010, 14:R219 Published:2010-11-29

・中心静脈血飽和度(ScvO2)とj混合静脈飽和度(SvO2)の関係、敗血症または敗血症性ショック患者でのそれらの使用と互換性に関しては議論がある。本研究では、ScvO2は敗血症ではSvO2の予測には信頼が置けないという仮説を検証した。さらに、この関係に対する敗血症の元になる病巣部位(内臓であるか非内臓であるか)の影響にも注目した。

・本前向き、2施設での観察研究では、2つのオランダの病院で、ICU入室後最初の24時間、重症敗血症のある患者53人で、同時にScvO2とSvO2を測定した。我々はScvO2とSvO2の相関関係と、ScvO2とSvO2の差(勾配)(ScvO2 - SvO2)を含む一致度を評価した。加えて、内臓群と非内臓群のScvO2とSvO2の平均差を比較した。

・合計265組の血液サンプルのペアが採取された。ScvO2は、広い一致限界で、多くとも5%だけSvO2を過大評価した。ScvO2とSvO2の変化に対する、結果は同様であった。(ScvO2 - SvO2)(<0 あるいは、≧0)の分布は、生存者と非生存者で同様であった。内臓群の平均(ScvO2 - SvO2)は、非内臓群の平均(ScvO2 - SvO2)と同様であった(0.8±3.9% vs 2.5±6.2%;p=0.30)。O2ER(P=0.23)と転帰適中率(P=0.20)は両群で同様であった。

・ScvO2は、重症敗血症患者では、SvO2を確実には予測しない。ScvO2の動向は、このような状況においては、絶対値よりも優れているとは言えない。(ScvO2 - SvO2)>0は、、予後の改善とは関係がない。

[!]:中心静脈血(ScvO2)および混合静脈血の酸素飽和度(SvO2)は、生体における酸素消費と酸素運搬の関係を示すパラメータです。 混合静脈血の酸素飽和度(SvO2)の正常値は、60~80%です。中心静脈血酸素飽和度(ScvO2)の値は、局所における静脈血酸素飽和度を示し、70%前後が正常値となります。ScvO2は通常、冠静脈洞からの静脈血が混合しないため、その値がSvO2よりわずかに高くなります。両者の値には差がありますが、そのトレンドは同じです。(Edwards LifesciencesのHPから抜粋)

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