開腹には不適当な患者での大動脈瘤の血管内修復術

Endovascular Repair of Aortic Aneurysm in Patients Physically Ineligible for Open Repair The United Kingdom EVAR Trial Investigators

Published at www.nejm.org April 11,2010

・腹部大動脈瘤の血管内修復は、当初、外科手術が無理と考えられた患者のために考案された。血管内修復がこれらの患者の死亡率を減らすのか?

・1999~2004年までイギリスの33病院で、外科手術が不適当と考えられた大きな腹部大動脈瘤(直径5.5cm)の患者404人を無作為に血管内修復(197人)か、何もしない(207人)かに割付け、2009年末まで、死亡率、移植片関連の合併症の有無、再修復と経費についてフォローされた。

・30日以内の手術死亡率は、血管内修復群で7.3%であった。無介入群での動脈瘤破裂率は、1年につき12.4/100(95%の信頼区間[CI]、9.6~16.2)であった。動脈瘤関連の死亡率は、血管内修復群で低かった(補正ハザード比、0.53;P=0.02)が、総死亡率に関して差がなかった。(補正ハザード比、0.99;P=0.97)。血管内修復を無事に終えた患者の48%は移植片関連の合併症があり、27%は最初の6年以内に再修復を必要とした。8年間のフォローアップの間、血管内修復は、無介入よりもかなり高価であった(コスト差、£9826[14867米ドル])。

・外科手術が適当ではない患者を対象とした本無作為試験では、腹部大動脈瘤の血管内修復は、無介入よりは動脈瘤関連の死亡率を低下させた。しかし、血管内修復は、何らかの原因による死亡率減少とは関係しなかった。移植片関連合併症と再修復率は血管内修復群で高く、高額を要した。

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