一般外科手術患者での術後尿閉

Post-operative urinary retention in a general surgical population
European Journal of Anaesthesiology: March 2011 - Vol. 28 - 3 p 190-194

・術後の尿閉は、よくある深刻な合併症である。本研究の狙いは、一般外科手術患者集団で術後尿閉の発生率と、その発症に関わる術中危険因子を確認した。

・データは、2006年6月1日~7月13日に尿道カテーテル留置なしで手術を受けた334人の連続的な成人外科手術患者から得られた。回復病棟に到着後30分以内、膀胱症状がある場合、そして外科病棟転棟の前に、膀胱スキャンを実施した。術後尿閉は、膀胱容量>600mlで30分以内に十分な排尿が行えない場合と定義された。

・平均年齢(SD)は、58.6歳(±16.6)であった。118人の男性(35.3%)と216人の女性(64.7%)が対象となった。術後尿閉の発生率は、4.8%であった。有意な独立危険因子は、糖尿病(確率比率=5.9;95%信頼区間1.760-19.882)、と術中アトロピン投与(確率比率=5.9;95%信頼区間1.005-34.680)であった。

・研究対象となった今回の一般外科手術患者群では術後尿閉の発症危険率は約5%であり、糖尿病の合併と術中アトロピン投与は発症要因となる。

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