腹腔鏡下胆嚢摘出術後のPONVに及ぼす周術期晶質液投与の効果

Effect of Perioperative Intravenous Crystalloid Infusion on Postoperative Nausea and Vomiting after Laparoscopic Cholecystectomy

J Anaesth Clin Pharmacol 2010; 26(3): 383-386

・周術期に投与される異なる量の晶質液が、術後悪心嘔吐の発生率に与える影響を評価し比較するために前向き無作為化二重盲検試験を行った。

・全身麻酔下に定時の腹腔鏡下胆嚢摘出術をうけるASA-Ⅰ・Ⅱ、年齢層18-60才の女性患者90人を、経静脈的に乳酸リンゲル液10ml/kg(A群)、20ml/kg(B群)、30ml/kg(C群)投与の3群に、無作為に割り当てた。各群は30人とした。心拍数、血圧、SpO2、EtCO2をモニターした。嘔気VASスコアを記録した。

・患者背景データ(年齢、体重、手術の平均所要時間)は、3群間で同様であった。嘔気VASスコアは、術後早期ではB群とC群に比較してA群で多かった。嘔吐とレスキュー制吐剤の必要量は、B群(45%)とC群(13%)と比較してA群(80%)で多かった。口渇(A群で33%、B群で20%、C群で3%)やめまい(A群で10%、B群で6%、C群で0%)のようなささいな症状の発生率は、C群で低かった。

・晶質液30ml/kg注入による術中補液は、術後悪心嘔吐の発生率を減らすための安価な選択肢である。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック