消化管内視鏡のための監視下鎮静管理中の有害事象:8年の経験

Adverse events during monitored anesthesia care for GI endoscopy: an 8-year experience

Gastrointestinal Endoscopy
. published online 27 June 2011.

・内視鏡検査中の鎮静の重要性は、十分に確立されている。鎮静は、専門医が行うべきであるが、その最良の方法とどこで行うかについてはコンセンサスがない。内視鏡検査の鎮静中に起きた有害事象の疫学に関するデータを提供するために、大学病院の内視鏡室で前向きデータベースを後ろ向きに分析した。

・8年間に合計17,999件の消化管内視鏡検査が実施され鎮静が行われた。以下の情報を記録した:性別、年齢、BMI、喫煙習慣、ASAリスク、Mallampatiスコア、検査所要時間、鎮静剤の種類、処置は緊急に行われたのか、検査中の内視鏡的インターベンション。有害事象は、処置を必要とする事象と定義され、低血圧、酸素飽和度低下、徐脈、高血圧、不整脈、誤嚥、呼吸抑制、嘔吐、心停止、呼吸停止、狭心痛、低血糖、アレルギー反応と分類された。

・プロポフォールTCIポンプによる深い鎮静が最も頻用された鎮静剤投与方法であった。有害事象は、成人(4.5%)と小児(2.6%)集団でまれ(rare)であった。成人例の0.1%以上で生じた6種類の合併症は以下である:低血圧、飽和飽和度低下、徐脈、高血圧、不整脈、誤嚥。小児では、徐脈(2.1%)と低血圧(0.44%)だけが発生した。 成人患者3名(0.017%)は死亡し、小児患者の死亡はなかった。合併症発生を予測するいくつかのモデルが提唱されている。

・内視鏡処置中の深い鎮静は、成人・小児ともに安全である。本データは、この領域で新しい臨床戦略を将来計画する場合に役立つであろう。

[!]:成人で4.5%、小児で2.6%の有害事象発生率を"rare"と表現するものなのか?"rare"よりは高頻度であると思うが。

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