中時間作用性の筋弛緩薬による術後残存クラレ化は回復室からの退室を遅らせる

Postoperative residual curarization from intermediate-acting neuromuscular blocking agents delays recovery room discharge
British Journal of Anaesthesia published online on June 24,2010

・術後筋弛緩の残存(PORC)[TOF比(T4/T1)<0.9]は、罹患率の増加と関係しており、術後回復室(PACU)からの退室を遅らせる可能性がある。手術後のT4/T1<0.9がPACU収容時間を増やすという仮説を検証した。

・PACU入室時、一連の患者246人で神経筋伝達を acceleromyography で評価した(刺激電流:30mA)。PORCに起因するPACU滞在時間の増加がPACU処理能力に及ぼす潜在的影響は、PACU入室速度と、PACUとPACU入室を手術室内で待っている患者の平均在室時間を考慮した妥当な待ち行列モデルを使用して推定した。

・神経筋伝達が適切に拮抗されている患者に比して、T4/T1<0.9患者では、PACU収容期間は有意に長かった(243分 vs 323分) 。年齢(P=0.021)とT4/T1<0.9(P=0.027)の診断は、PACU収容時間と独立して関係していたが、筋弛緩剤の種類は関係なかった。T4/T1<0.9の発生率は、ベクロニウムを投与された患者で高かった。退室の遅れは、PACU入室のために待機する可能性を有意に増やす。PORCの存在は、回復室入室の有意な遅れと関係していると推定される。

・PORCは、PACU退室の遅れと関係している。影響の大きさは、臨床的に意味がある。我々のシステムでは、PORCはPACU入室に待機しなくてはいけない患者の可能性を増やす。

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