迅速導入後の無呼吸中の酸素飽和度低下に及ぼすスキサメトニウム vs ロクロニウムの効果

Effect of suxamethonium vs rocuronium on onset of oxygen desaturation during apnoea following rapid sequence induction

Anaesthesia Vol 65 Issue 4 (April 2010)

・急速導入後の無呼吸の間、酸素飽和度低下開始時間に対するスキサメトニウムとロクロニウムの作用を調査した。

・患者60人は、無作為に3群のどれかに割り当てた。麻酔はリドカイン1.5mg/kg、フェンタニル2μg/kgとプロポフォール2mg/kgで導入後、R群ではロクロ 1mg/kgを、S群ではスキサ1.5mg/kgを、SO群はプロポフォール2mg/kgとスキサメトニウム1.5mg/kgだけを投与した。

・SpO2=95%となる中央時間(IQR[範囲])は、S群 (358 (311-373 [215-430]秒) ではR群 (378 (370-393 [366-420])秒; p = 0.003)より有意に短く、SO群 (242 (225-258 [189-370]) 秒) ではR群(p<0.001)とS群S(p<0.001)双方よりも短かった。

・急速導入にスキサメトニウムを使用すると、その後の無呼吸の間、ロクロニウムに比して酸素飽和度の低下は速まる。しかし、リドカインとフェンタニルを先行投与すると、酸素飽和度低下の時間は遅くなる。

[!]:サクシンは線維束攣縮のために酸素を消費するがロクロはしない。リドカインとフェンタの先行投与は酸素消費を少なくするのだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック