歯のない患者のフェースマスク換気:下顎溝と下口唇位の比較

Face Mask Ventilation in Edentulous Patients: A Comparison of Mandibular Groove and Lower Lip Placement

Anesthesiology: May 2010 - Volume 112 - Issue 5 - pp 1190-1193

・歯のない患者では、空気漏れでシールが不十分なため、フェースマスク換気が難しい。新しいフェースマスク換気法として、「下唇」の位置にフェースマスクを当てると、標準的フェースマスク位より、空気漏れを減らすのに効果的かどうか調査した。

・両手でマスク保持し呼吸器を使って陽圧換気した時にシールが不十分で空気漏れを起こす、49人の歯のない患者で前向きに評価した。吸気と呼気で少なくとも33%の換気量の差がある場合に、空気漏れがあると定義し、その場合には頭部伸展位のまま、マスク尾側を下唇の上に移動してマスクを下唇位に置きなおした。

・患者特性は、年齢(71±11才)とBMI(24±4kg/m2)。標準的な方法では、吸気と呼気1回換気量は、それぞれは450ml(400-500ml)と0ml(0-50ml)で、平均空気漏れは400ml(365-485ml)であった。下唇位にマスクを置いた後、平均呼気1回換気量は400ml(380-490)まで増加し、平均空気漏れは10ml(0-20ml)(P<0.001)に減少した。両手による下唇フェースマスク配置は、95%(80-100%)空気漏れを減らした。

・歯のない患者でフェースマスク換気が不十分な場合、両手でフェースマスクを下唇に配置することで、著しく空気漏れを減らし換気を改善できる。

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