LibreOffice Writer をはじめて使うとき

 使い慣れたPCが壊れて新しいPCを購入しようとすると、OSは Windwos7 になっているし、Office も 7 だか 10 だかになってるし、どうも使い勝手が悪くてしょうがない。とくに Office は、もうほとんど別のアプリケーションだ。「リボン」と称する文字と絵の合体したようなツールバーが、ほんとうに使いやすいのだろうか?拡張子も末尾に「x」が付いて、互換性がなくなっている。

 今までの慣れ親しんだ環境というか、学習したことがほとんど役に立たなくなっている。生産効率の著しい減退だ。そのような生産効率の悪いコンピュータを大量に生産して、消費者に押し付けている大手コンピュータ・メーカーとマイクロソフトの共同体は次第に支持されなくなっていくんだろうな。

 このような MS-Office の動向に対して、ちまたでは、MS-Office 2003 の海賊版たる中国製の Kingsoft Office 2010が売れているそうだ。余分な機能を削って軽くし、複数文書をタブで切替可能とし、単体でPDF出力までできる。しかもパワーポイント相当の Presentation が付いていて¥4980 と廉価であり、何よりもすごいのはその互換性の高さである。自分ではそこそこの機能を使って作成した、2003ベースの50ページ近くのワード文書と、スライド30枚程度のパワポのファイルを Kingsoft に読ませたら 100% 完璧だった。

 さらに近日中に、KS-Office 2012 が出るようだ。新しいユーザーインターフェース(リボン)と従来のユーザーインターフェース( 2003 までのスタイル)が切り替え可能だ。Microsoft よりもユーザーの立場に立ってソフト作りを行なっていると言えそうだ。

 おっと、Kingsoft の宣伝をしている場合ではなかった。本題は LibreOffice の話だった。おそらく無料の Office でもっとも普及しているのは、OpenOffice.org と呼ばれるものだろうが、さらにそこからスピンオフしてもう少し使い勝手が MS-Office に近づいたと評されているのが Libre officeである。昨日、LibreOffice をインストールして使い始めた。これは、MS-Office の代わりとして十分使用できそうだ。ただ、そのためには若干いくつかの設定が必要だ。

1)ワープロの基本的な動作に関するオプション設定

まずページの書式設定を行なう前に、ワープロの基本的な動作に関するオプション設定を行なっておく。メインメニューの[ツール]-[オプション]で開いたウィンドウから「LibreOffice Writer」を選択して頭の「+」をクリックする。
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「全般」で「使う単位」と「タブ間隔」をそれぞれ、「センチメートル」と「0.8cm」に設定した。このタブ間隔は、文書段落にインデント(字下げ)を施すときに、この単位で字下げが行なわれる。
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「表示」で「水平ルーラー」を「文字」単位、「垂直ルーラー」を「行」単位に指定しておく。
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既定のフォントの種類とサイズの設定:ここでは「西欧諸言語」は触らずにおき、「アジア諸言語」の標準サイズのみを12ポイントに変更する。
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2)ページの書式設定は、[書式]-[ページ]から

[行数と文字数]タブから以下の設定を行なっておく。

・グリッド線:「◎ 行数と文字数を指定する」のラジオボタンをオンにする
・行数と文字数の設定:ページ単位行数=40、行単位の文字数=80
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MS-Office もそうなのだが、「○ 標準の文字数を使う」 というのを選択する(初期設定ではそうなっているのだが)と、1ページあたりの行数が非常に多くなり、行間が狭くてけっして読み易い文書にはならないのである。読みやすい文字配置(桁数と行数)というのは、一般の雑誌や文庫本をお手本にするとよい。1ページ当たり全角文字で 40-45 桁、40-45行程度である。


[ページ]タブで用紙サイズと余白の設定ができる。ここでは、いずれも 2cm で設定した。
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以上で、LibreOffice Writer を使い始めるときにとりあえず設定しておくべき要点は終わりだ。メニューのカスタマイズ機能やキーボード・ショートカットの割当も変更可能なので、自分の使い慣れたキーボード操作があれば、変更して登録しておくと、より従来の MS-Office ライクに使用可能だ。

一般社会人の教養は、せいぜい中学校レベルの教科書内容が理解できていれば問題ないのと同様に、OS も Office も Windows XP と Office 2003 程度で十分だ。それ以上の機能が必要な人種はかなり限られていると思う。同様の意味で、ワープロとして LibreOffice Writer は十分過ぎるほどの機能を持っている。

また、LibreOffice は、USBメモリーにインストール可能な Portable 版もあるので、MS-Office の入っていないPCでもOffice文書作成が可能だ。互換性に関しては Kingsoft には劣るが、個人や特定グループ内での文書のやり取り程度なら、十分な性能を発揮してくれそうだ。

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