大きな整形外科手術後の術後ケアの質は長期的心血管系転機とトロポニンIc上昇の双方に相関する

Quality of Postoperative Care after Major Orthopedic Surgery Is Correlated with Both Long-term Cardiovascular Outcome and Troponin Ic Elevation

Anesthesiology: September 2010 - Volume 113 - Issue 3 - pp 529-540

・大きな整形外科手術を受ける患者で実行される本研究の狙いは、トロポニンIcの連続測定から検出される術後心筋虚血(PMI)の発生率と長期の心臓予後に対して、診療の変化が与える影響を評価した。

・3年間にわたって、総合病院で大きな整形外科手術の後、最初の3日間にトロポニンIcを測定した。16ヵ月の研究の後、術後ケアは改善された。心臓死、心筋梗塞、心不全は、重大な心臓有害事象と考えられ、入院中と術後最初の1年間に記録された。PMIと重大な心臓有害事象の発生率を、医療の質を示す結果指標として使用し、質の改善前(P1)と後(P2)を比較した。

・378例の外科手術が対象となった(P1=123例、P2=255例)。それぞれ、PMIと大きな重大な心臓有害事象の発生率は、P1とP2で、8.9 vs 3.9%(P=0.04)と 8.1 vs 1.9%(P=0.004)であった。基本データで調整した多変量コックス回帰分析を使用して、重大な心臓有害事象の発生に関連した独立要因は、段階P1(危険率= 4.5;97.8%信頼区間[CI]=1.1-17.4)、とPMI(危険率= 6.4;97.8%CI=1.6-26.4)であった。

・大きな整形外科手術後の術後ケア方針は、短期的心臓予後(トロポニンIc放出を伴うPMI)および長期的心臓予後の双方と強く相関した。このように、所定の手術患者群では、トロポニンIc上昇の発生率の変化を、術後ケア方針の結果指標として使用することができた。

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