小児の扁桃腺/アデノイド切除術後の術後痛と覚醒時興奮に及ぼすレミフェンタニル vs 亜酸化窒素の効

The effect of remifentanil versus N2O on postoperative pain and emergence agitation after pediatric tonsillectomy/adenoidectomy
Korean J Anesthesiol. 2011 Aug;61(2):148-153.

・レミフェンタニルは、全身麻酔においてN2Oの代替となりうる。術中のレミフェンタニル投与は、急性のオピオイド耐性を誘発することもある。本研究では、扁桃腺摘出/アデノイド切除を受ける小児で術後痛に及ぼす70%N2Oの代替としてのレミフェンタニルの作用を評価しようとした。さらに、レミフェンタニル注入がこれら患者での覚醒時興奮の発生率に及ぼす影響を評価した。

・扁桃腺摘出/アデノイド切除を受ける、年齢2~12歳の小児患者80人は、N2O群(N群; n=40、セボフルラン+70%N2O)か、レミフェンタニル群(R群; n=40、レミフェンタニルを0.17μg/kg/minで注入+セボフルラン)に無作為に割り当てた。回復室で、割り当てられた群を知らない調査者が、疼痛と興奮の程度を評価した。開眼までの時間と激痛と激しい興奮の発生率を群間で比較した。ロジスティック回帰を使用して、激痛と興奮の発生に関連した要因を特定した。

・術後痛が強かった患者数はN群とR群でそれぞれ6人と16人であった(P=0.012)。覚醒時興奮の頻度は両群間で有意差はなかった。レミフェンタニル注入は重症術後痛の発生に関連した有意な要因であり(P=0.015)、年齢は覚醒時興奮の発生に逆相関関係があった(P=0.001)。

・扁桃腺摘出/アデノイド切除を受ける小児で、術中レミフェンタニル注入はN2Oと比較して重症の術後痛の発生率を上昇させるかもしれないが、覚醒時動揺の発生率には影響を及ぼさないようだ。

[!]:レミフェンタニルだけだったら、術後急激に痛くなるだろうから、亜酸化窒素が低濃度でも体に残っている方がまだましということかな。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック