糖尿病患者の無症状の神経障害:脊椎麻酔後の両下肢の神経学的脱落の危険因子

Subclinical neuropathy in diabetic patients: a risk factor for bilateral lower limb neurological deficit following spinal anesthesia?
Journal of Anesthesia published online 16 October 2011

脊椎麻酔か全身麻酔下で施行されるTKAは、よくある整形外科手術でうまく行く。にもかかわらず、糖尿病のある患者では、この手術は整形外科医にも麻酔科医にも同様に、特異な課題を提示しうる。ここに報告するのは脊椎麻酔下に無事にTKAを施行した後に両側性の左右対称の下肢の神経学的欠損を発症した、高齢男性患者の症例である。筋電図による術後の神経伝導検査で、筋線維攣縮と陽性鋭波を含む対称性の広範な下肢筋肉の脱神経が確認された。これらの検査結果は既存の神経障害に矛盾せず、それによってこの神経学的合併症の潜在的危険因子として無症状の神経障害を示唆した。今回の症例は、長年の共存症(すなわち、末梢血管疾患と糖尿病)のある患者では、区域麻酔後に神経学的傷害が起こるリスクが高い場合があるという事実を強調するものである。それゆえに、糖尿病患者の術前評価には、無症状の神経障害を確認し、神経学的傷害のリスクを最小化するするために神経生理学的検査を含めるべきであると考える。

[!]:へ~、そんなこともあるのか。「インスリンを使用した5年以上の糖尿病治療経験のある場合は、末梢神経の神経生理学的検査をするべきである。」などといった、具体的な指標があるとよいのだが・・・。糖尿病があるからと言って、全員神経伝導検査するわけにはいかないしな~。

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